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格差社会という不幸(神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドVII)

格差社会という不幸(神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドVII)

格差社会という不幸(神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドVII)

作家
宮台真司
神保哲生
出版社
春秋社
発売日
2009-12-24
ISBN
9784393332955
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格差社会という不幸(神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドVII) / 感想・レビュー

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takeapple

この本が出たのは、2009年で、元になったマル撃が配信されたのは2006年から2008年、当時の民主党政権も、東日本大震災と原発事故に続く混乱から選挙で大敗、今に続く安倍政権へと交代した。格差社会を巡る状況は改善されるどころか益々悪化して、我が世の春は安倍晋三とそのお友達ばかりと言う胸糞悪い状況が続いている。コロナでそれは更に悪化するだろう。そこで改めて格差社会についてどうすべきなのか探りたいと読んでみた。結論は終章での神保さんと宮台さんの語り下ろし対話にあるが、小さな国会と包摂する大きな社会を作ることだ

2020/08/05

ktkel

グローバル化が進む世界において格差は必然的に生じるものであるという認識を持ち、そこからどういう格差を許容/拒絶すべきなのか、あるいは格差を(経済的・精神的に)緩和するような厚い社会をどう築くかという視座を持つことが重要である、というのが本を通じてのテーマだったかな(あまり深く読めてない…)。「グローバル化・格差・悪」という単純な議論よりも1つレベルの深い認識を持つことができたのでよかった。

2011/09/21

yori

★★★★☆ 宮台氏のコメントはたまにうーーん、何か面倒くさい(。-_-。) って感じだけど、対談相手は興味を持っている方が多かったので勉強になった。結構ついて行くのは大変だった。三人での対談形式って言うのが良かったかも。(内容に触れてませんが、、^^;)

2011/07/08

maharaja

どのようにして格差は作られて行くのか。人の欲望や不安を刺激し、最終的に、自分が選んだ結果だから自己責任として貧困に突き落とす方法が書かれている。ビジネスをやるなら、貧困ビジネスをやるのが今の時代、一番効率が良いのかもしれない。知らないうちに、システムに組み込まれている。システムから抜け出そうとするその欲望さえも利用されてしまう。僕自身も、貧困層への道を歩んでいるという客観的な事実。どうしよう。より弱いものを騙そうか。格差は広がる。階級は固定する。救いはあるのか。自分の置かれている状況を把握できてよかった。

2014/03/18

山男777

約7年ほど前に書かれたものだが、あれから7年、格差社会が縮小されるより、更に拡大された昨今。格差社会でお得感のある支配層は言葉の羅列だけで、その心地よさを手放すわけがない。階層の固定化、ヒエラルキーがあったほうがいいとおもってるだろうな。 

2017/05/05

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