沖縄の真実、ヤマトの欺瞞 米軍基地と日本外交の軛 (神保・宮台 マル激トーク・オン・デマンド)
沖縄の真実、ヤマトの欺瞞 米軍基地と日本外交の軛 (神保・宮台 マル激トーク・オン・デマンド) / 感想・レビュー
えんさん(연싼)@読書メーター
政権交代の意味は何だったのかを沖縄の在日米軍基地問題から考えさせられる本。 本土と沖縄はどうやって問題を共有すべきなのだろう。
2012/10/13
ときどきやかべ
神保氏と宮台氏が沖縄の著名人のもとを訪れ、沖縄の問題を聞いて回るという本。普天間返還がいつのまにか、普天間移設にかわっており、やはり普天間と辺野古は切り離して議論を進めていかないといけないということ。沖縄、日本、アメリカの三者による認識にはズレが生じている事。政権が変わっても何も変わらないこと。復帰四十年の今年、沖縄の基地問題はどうなるのだろう。復帰記念ムードで何も変わらないと思うが。。。
2012/05/08
ハンギ
沖縄の主に普天間基地問題について、現地の市長、元県知事、琉球大の先生と宮台・神保コンビの討論を一冊の本にしたもの。こういう感じで色々の問題を本にしているみたいですね。宮台さんの分析には最初から期待はしていないが、沖縄の生の声が聞こえてよかった気がする。普天間基地は実は運用基準がザルで、日米両方の運用基準、法律を無視している。もっと安全対策をしないといけないのに、本来緩衝地帯となって空き地になるべき場所が、住宅、小学校、幼稚園などでひしめいているし、実際ヘリコプターの墜落事故も起きている。これには驚いた。
2011/10/02
sumjin
普天間基地問題は、「移設」ではなく「閉鎖」だった。アメリカでは公開され、日本では公開されない外交機密文書。日本が抑止力を理由に「思いやり予算」という賄賂で米軍を駐留させている。別名「ウィドウ・メーカー(未亡人量産機)」と呼ばれるオスプレイの危険性。外交文書や米高官の発言を踏まえながら、米軍の海外基地統廃合問題と日本政府の対応の矛盾を明らかにする。日本人全てが考えるべき基地問題。
2011/07/26
遠山太郎
とりあえず最終章。言いたいことは代わりに全部言ってもらえた。丸檄が共感的に夢を語ることにコミットメントしようと思う「自分の胃袋で消化したからこそ、自分の腸で自分が本当に必要とする栄養分を吸収することができる。..一つの問題を徹底的に自分の頭で考え、その意味を理解することは、複雑そうに見える世の中が、実はそれほど複雑ではないことを知る唯一の方法かもしれないのだ。..むしろ一見相互には何の関連性もないかに見える多種多様なできごとの背後にある共通の問題が何なのかにずっと見えるようになった気がする。」(1
2011/05/14
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