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人はなぜ神経症になるのか

人はなぜ神経症になるのか

人はなぜ神経症になるのか

作家
アルフレッドアドラー
AlfredAdler
岸見一郎
出版社
春秋社
発売日
2001-03-01
ISBN
9784393360255
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人はなぜ神経症になるのか / 感想・レビュー

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たばかる

既に有名であるが、アドラーは精神的異常を患者が現実での目的を遂行するためのものとして位置づける。本書では数多の症例を具体的に挙げながら、患者がどういった生い立ちで、現在の生活で何を望んでいるのかに焦点をあて治療の手立てを考えている。重要なタームになるのは優越感/劣等感、人を支配したいという欲望など。患者は自分が神経症的に振る舞うことによって、周囲が自分の思うように行動するのを望む。なぜならそうしないと満たされないから、尽きることのない不安を抱えているからだ。

2021/04/12

SK

神経症にはその人の目的があり、それは人生の課題に立ち向かわない免罪符になったり、自分が苦しむことで身の回りに いる人の注目を引き、征服者になるための代価を神経症で払っていると書いてあり、なんとも患者をペテンで独裁者みたいな言いがかりをつけられてる様だけど、どこか心あたりがある様な部分も否めず、心の別の部分で「よくぞ言ってくれた!」と叫びをあげている様な感覚にもなりました。 「神経症者を理解するには、症状はとりあえず置いといてその人のライフスタイル(性格)と、優越性に注目する」 とアドラーは言っていました。

2017/07/10

Arnold Kawakami

アドラー心理学の本を何冊か読んだので、アドラー自身の本を読みたくなり、読んでみた。精神病の治療に薬物療法がなかった頃の話しで、患者との対話と精神分析によるしかなかったためか、患者の背景と発言から推察しているが、本当か?と思うほど抽象化してる。岸見一郎先生は、アドラーのこれらの本から、嫌われる勇気、幸せのなる勇気を書いたと思うと岸見先生の考えが大分入っていると思った。

2016/08/19

N_dept

嫌われる勇気とは違い、専門家向け?なのか、やや高度な感じ。しかし、具体例が沢山載っているので、なるほど…と人間の特性が分かり易い。 日本で好まれる血液型分析より、兄弟姉妹関係による性格形成の『 あるある』の方が私は好きだし、納得出来る。

2014/12/23

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