世間はやかん
世間はやかん / 感想・レビュー
姉勤
本書を手に取るようなひとなら、「やかん」という落語をご存知で、”談志の噺”の五指に入れるファンも少なくない..などと少し齧ると講釈を垂れたがるのは悪いクセ。 「やかん」は、知ったかぶった長屋のご隠居に、そそっかしい八五郎が色々と物の名前を問い倒し、テンポよく隠居が応え返すという、いわゆる「根問い」ものの一つ。本書はそのフォーマットに則り、駄洒落とギャグを織り交ぜたエッセイ。その中には叡智が隠れているかもしれない。談志師の声音で再生されるから保つが、詩集の様に真っ白い。全盛期なら、出さなかった本だとも思う。
2014/10/16
朝倉大和
好きだなぁと思った。
2011/12/04
みんさね
集大成か。家元らしい。しかし、大活字本かよ!
2010/11/12
ZEPPELIN
落語の勉強として。落語独特の口調に慣れていないというのもあるのか、オチを聞いて笑える話が半分、ポカーンとしてしまう話が半分。ふざける箇所と真面目な箇所の切り替えもイマイチ楽しめず。この世界を楽しむためには、まだまだ頭が固いのかもしれない。もっと大量に落語を浴びなければ。字が大きいので、すぐに読みきれてしまう
2014/03/22
くま
読んでいる途中で家元の訃報。本当に驚いた。この本では思わなかったけど本当に惜しい方をなくしましたね、落語界。この本は表紙の家元の写真が本当に素敵だと思います。
2011/12/06
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