〈戦争の世紀〉を超えて: わたくしが生きた昭和の時代
〈戦争の世紀〉を超えて: わたくしが生きた昭和の時代 / 感想・レビュー
星辺気楽
吉武さんの体験を中心に、知人の方や家族のお話。そして社会的背景も交えながら、戦争の世紀の忌わしさを壮大なスケールで語っている。「安保法制」「憲法改正」論議が未だ熟さない現代にあって、なくてはならない貴重な書籍だと思う。
2016/10/31
あきこ
私が生まれて育った昭和という時代を考え直した。私は平和で自由で平等な、そう思ってきた。というか最近になってかなり怪しい時代だったことは認識し始めていたが、女性にとってこんなにも戦いの時代であったとは驚いた。でも、今日の政治のありかた、親世代の物の考え方との差、急な女性の社会進出と思い当たることは多い。最近の女性の社会進出は、昭和の時代とは逆の意味の女性からの搾取に見えてならない。年金、健康保険、所得税などを考えると専業主婦では徴収できないからなのだと思えてならない。女性は社会に流されてはいけない。
2011/03/21
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