大暗室 (江戸川乱歩文庫)
大暗室 (江戸川乱歩文庫) / 感想・レビュー
takaya
戦前に書かれたという少年向きの冒険ファンタジー。正義と悪をはっきり分けて、レトロで奇想天外な物語が進行します。ほかの著者の作と重なる部分もだいぶありますが、ありえない空想世界は現実を忘れる、愉しいエンタメになりました。
2023/09/18
まさ☆( ^ω^ )♬
この辺りまで来ると正直マンネリ感は否めません。ほぼ全編、悪の所業が描かれており、終盤は飽きてきちゃいましたね。乱歩の長編は、面白いのとそうでないのとの差が激しいと思います。まあ、本作は雰囲気を楽しむ気持ちで読めばOKですかね。
2023/08/04
みのるん
▶︎エログロが逸していました。▶︎おそらく「パノラマ島奇譚」と本作は比較されがちになると思いますが、私的にはパノラマ島超えてきたなという満足感です。▶︎大曾根竜次の自決のシーンでは「火星の運河」を持ってきていましたが、深い深いストーリーをはめ込み、死への悲壮感を表すものとして、とても印象に残りました。▶︎「落穴と振子」が隠れていたことには気づきませんでした。絶望感だったかな?
under
いつもの乱歩。作者お気に入りの大仰な仕掛けが「大暗室」に見られる。ポーの書いた振り子の仕掛けが見られる。明智が登場しないのは好みだが、特筆すべきこともない一作。
2022/02/22
おバムちゃん
(オーディオにて 『大暗室』) 始めはちょっと目新しさもあったけど、蘭子さん登場あたりからいつもの感じに。久留須老人のワシにはすべて分かりますのじゃ感がちょっとうっとおしい。(笑) 老人が前に出過ぎてて有明青年が霞んでしまっていた。最後は財力vs財力でしたね。
2023/04/28
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