不死蝶 (春陽文庫 C 95-13)
不死蝶 (春陽文庫 C 95-13) / 感想・レビュー
しん君
信州の山奥にある射水の町の名家・矢部家と玉造家。代々仇敵の間柄と言われながら、実は祖父母から孫へと三代続けて恋仲に…。一人二役に代役、神父、ブラジル、許嫁、引揚者、異母姉妹などを盛ったお得意の鍾乳洞サスペンス。犯人は最後までわからず。活躍したような、しないような金田一。読後は1988年版ドラマ観賞し原作との違いなど楽しむ。
2024/02/27
火星人碧
これこれ。横溝正史に洞窟とくれば、黄金コンビと言っちゃおかしいけれど、どんな話か確かめることもなく、まずはご一読しておこうという気になるね。たとえば乱歩に洞窟だと、こうまでこころ惹かれることもない。やはり横溝だからこそ描ききれるものがある。「八つ墓村」のほうが断然有名ではあっても、そこはそれ、名人の手にかかれば、また違った味わいのひと品になろうというものだ。ずいぶんと古い表紙の画像が表示されているけれど、この表紙のは持っておらんよ。「いつか帰ってくる」と言い置いて去った朋子の復讐劇、たんとご堪能あれ。
2015/12/31
乃木ひかり
角川バージョンはなかなかないのでこちらを購入。面白いけれど、他の金田一シリーズと似たり寄ったり。
2014/06/29
リンギオ
人間のドロッとした感じが上手くえがかれてる。怖いですねぇ。
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