本陣殺人事件 新装 (春陽文庫 C 95-27)
本陣殺人事件 新装 (春陽文庫 C 95-27) / 感想・レビュー
北風
春陽文庫版の本陣。角川文庫版と春陽文庫版は収録作品が微妙に違ってて新鮮です。こちらは「湖泥」と「百日紅の下にて」が併録。本陣はやはり面白いなあ…。襖と障子の日本家屋で密室殺人をやってのけたのは快挙でしょう。
2015/04/17
さくら@読メやすみやすみ
表題作の本陣殺人事件は、殺人が起こってから面白くて夢中で読みました。金田一の略歴紹介で、麻薬にはまっていた時期があるという記載があり思わず笑いました。「百日紅の下にて」が、実は優しくてお気に入りです。色んな型のミステリーが濃縮された贅沢な一冊でした。 ★★★★
2017/06/28
さぼてん
初めての横溝さん。なぜに今まで手を出さなかったのかと自責の念に駆られるくらい面白かった。こちらは本陣殺人事件の他、百日紅と湖沼が収録されている。自分的には本陣より湖沼がなかなかよかったと思ふ。アホなふりをしてる殺人者が恐ろしいほど怖い。
2016/09/28
ちゃかぱん
「八墓村」「犬神家の一族」に続き時代物の人形左七シリーズときて、やは横溝作品三作目。やはりあの時代の地方の因習にまつわるストーリーは面白い。次は獄門島か病院坂あたりにしてみようか・・・
2015/01/23
Melody_Nelson
「Jミステリー」という番組で横溝正史について語られていたのを見て、興味をもった。横溝作品は、映画化されたのを数本テレビで見たことはあるが、ちゃんと本で読んだことはなかったので、先ずは映画も見ていない、金田一シリーズの1本目の本作から読む。トリックが大掛かりだし、登場人物のキャラも強くて、全てがマンガっぽく…で、一気に読めた。ドロドロした部分が好き。ミステリーには詳しくないが、改めてこうして読んでみると、つくづく横溝作品は映画向きだなぁと思う。「本陣~」以外の2本も良かった。
2016/02/12
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