名作童話 小川未明30選
名作童話 小川未明30選 / 感想・レビュー
山猫
赤い蝋燭と人魚、殿様の茶碗、とうげの茶屋と編集の宮川健郎氏による小川未明童話紀行のみ。殿様の茶碗、教科書で読んだな。底本大正10年5月天佑社版「貧しげ」表記なし。
2021/11/16
チャリー・コグコグ
短編30編。なかなかの良作ばかり、現代の大人が読んでも十分に心に染み入る。ちょっと暗いテーストの話ばかりなのが残念だなと思っていたら、巻末の小川未明童話紀行にて未明の作風を理解して納得。大正時代に書かれた作品ばかり、当時の日本人の生活感が読み取れる貴重な読書になった。
2019/02/11
seringo
このネクラ感が素敵すぎる。子供だろうが、主人公だろうが、容赦なく死んじゃったり、町が無くなったり。読んでる途中で小川洋子が思い浮かんだ。現代では、児童文学で著すのは難しいんだろうな。
2013/08/08
ウクレレで歌う
読めば読むほどその素晴らしさがわかってくる。北国の自然にはぐくまれた未明の幻想性や色彩感覚。そして弱いものへの思いやり。童話ではあるけれど、大人の胸に響きます。
2016/06/10
り
ネガティブなものをじっと見つめてみるとかえって純粋さ美しさが際立ったりしますよね。未明童話には温かなまなざしをいつも感じます。
2016/01/02
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