少年空海・アインシュタイン時空を超える
少年空海・アインシュタイン時空を超える / 感想・レビュー
うののささら
難しくて坊主も理解できない空海の密教。あまりに天才で難しいことはなんでも空海がやったことになってしまう。生きているうち見る世界は影絵芝居のような色即是空。大日如来の胎内には世界があり時空の歪みを超えて天才たちに会いに行く。アインシュタインの頭の中での思考実験で相対性理論をかせつしたり、哲学、化学の天才たちはすごい。内容ありすぎるので何回か読まないとならなそう。
2022/06/19
future4227
タイトルからは内容が推測しづらいのだけど、いたって真面目な物理学読本でした。ただ、子ども向けにわかりやすく説明しているので、ド文系の自分にもよく理解できる内容でした。ガリレオ、ニュートン、ファラデー、パスカル、アインシュタインなどの大発見の経緯やその人物像、また、その発見のどこがすごいのかを説明してくれる。こういう話を学生の時に聞いていれば、もっと物理も楽しかっただろうな。で、空海さんが死後に時空を旅して物理学者巡りをするっていう設定なんだけど、ほとんど質問してるだけでタイトルになるほどの活躍はないです。
2022/05/08
rosetta
小説の体裁を取った解説書。1991年に『ソフィーの世界』と言う哲学の歴史を解説した小説がベストセラーになったが、この本はその物理学版。と言っても『ソフィー』ほど小説としての工夫や面白さはないけれど。入滅して再び少年真魚の姿になった弥勒菩薩の化身である空海は、幼馴染の少女で観音菩薩の化身である光明グロリアと共にホーキング博士に導かれ時代を遡り、ガリレオやニュートン、デカルト、パスカルらに会い、宇宙物理学に近づく。全ては空から始まったとする般若心経の教えが時空を考える物理学と繋がると言う設定は作者の思想ままか
2022/07/08
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