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言葉の還る場所で ―谷川俊太郎・俵万智対談集―

言葉の還る場所で ―谷川俊太郎・俵万智対談集―

言葉の還る場所で ―谷川俊太郎・俵万智対談集―

作家
谷川俊太郎
俵万智
出版社
春陽堂書店
発売日
2022-07-05
ISBN
9784394904175
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言葉の還る場所で ―谷川俊太郎・俵万智対談集― / 感想・レビュー

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エピファネイア

詩人谷川俊太郎さんと歌人俵万智さんの対談集。言葉を巧みに操る二人の対談というだけでわくわくする。俵万智さんもいつの間にか還暦を迎えられている。お二人の性格はかなり違っていてそれが嚙み合わなかったり逆に面白かったり。谷川さんが繰り出す容赦ない質問に俵さんが真正面から、時にはかわしながら答えているところが楽しい。俵さんは喜怒哀楽の「怒」がほとんどないとおっしゃっているが想像していたとおりのお人柄。俳句、短歌、詩は延長線上にあると思っていたが全く違うことを思い知らされた。詩はメロディー、短歌はリズムなのかな。

2023/03/12

けんとまん1007

詩人と歌人の対話。タイトルにあるとおり、「言葉」を巡る思考が広がる。お二人の暮らしの営み方、スタンスが、それぞれの作風に現れているのだと再認識。「言葉」を疑い続ける谷川さん、「言葉」の氾濫と軽さを懸念する俵さん。同感の極みだ。おしまいのほうに出てくる、バウムクーヘンにまつわる対話が納得の部分。果たして、自分は、表面だけなのか、芯の部分が残っているのか・・・子どもに近い部分が残っていると思っているのだが、果たして。

2022/08/21

nemuro

朝ドラ「舞いあがれ!」。貴司(赤楚衛二)に捧げる短歌をネットで読んで、ふむふむさすがだなぁと甚く感心。今度はNHK深夜の「プロフェッショナル」(2月27日放送)にも登場し、こんなにも自然体でパワフルな人だったのかと驚かされた俵万智。その昔『サラダ記念日』をさりげなく買って読み、そうかそうかと思って、それ以来。春陽堂書店「Web新小説」に連載されたオンライン対談の書籍化とのこと。1931年生まれの詩人・谷川俊太郎と1962年生まれの歌人・俵万智が忌憚なく語り合う。思えば詩と短歌は随分違う。存外に面白かった。

2023/03/21

なおみ703♪

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ/ 君と食む三百円のあなご寿司そのおいしさを恋とこそ知れ/ 落ちてきた雨を見上げてこのままの形でふいに、唇が欲し/ 明日会う約束をしてこんなにも静かに落ちる眠りのみどり/ 寄せ返す波のしぐさの優しさにいつ言われてもいいさようなら『サラダ記念日』より

2022/12/09

双海(ふたみ)

詩人と歌人の対談。誘われても短歌はできないという谷川さん。自作は子どものようなものと話す俵さん。

2022/07/31

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