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短歌の時間

短歌の時間

短歌の時間

作家
東直子
出版社
春陽堂書店
発売日
2022-04-01
ISBN
9784394980018
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短歌の時間 / 感想・レビュー

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kinkin

短歌は詠んだことがないのでどの歌がいいのかよくないのか分からないが考えてみれば短歌というものはそのどちらでもないと思った。題詠み、テーマ詠みにわけて特選、秀逸、佳作にわけてはあるもののどの歌も感性に溢れたすばらしい歌ばかりだった。短歌というと「なり」や「けり」などという言葉で読むものとばかり思っていたことを消し去った。「指先で知る愛すべきクセなども眩しき画素の点滅の中」「塩素の匂いを髪から放ち少女らは眠る針葉樹林になって」他お気に入り多数。図書館本

2022/08/16

昼寝猫

月刊公募ガイドの短歌投稿コーナーに掲載された短歌をまとめたもの。現代短歌で等身大の作品が多く、短歌がとても身近に感じられる。選者の東直子さんは有名な歌人なのだが、ご本人の作品じゃなくても東直子さんの世界が感じられるから不思議だ。この本では「短歌作品」「作者名」「講評」でそれぞれ活字のフォントを変えている。短歌作品は伝統的で端正な字体。講評は今風で柔らかい字体。そんな気遣いも素敵だと思う。穂村弘さんの「短歌ください」とはまた違った味わいがあり短歌好きなら両方揃えて愛読したい。

2024/03/09

ひめありす@灯れ松明の火

「生きている気がした、気持ち」投げられた言葉達はここでしか生きていけないのだと叫ぶように余りに切実すぎて、感情が食傷気味になる。ずっと投稿してたけどふつりと姿を消した人。どこに行ったのかな。どこでどんな風に生きているの、かな。

2022/05/08

毒兎真暗ミサ【副長】

2021年まで公募ガイドにて掲載された。一般公募からの短歌をテーマ別に厳選し、並べた歌集。歌人である東直子氏がその一首一首を読み解いていく。その説明はとても温かみがあり、その歌だけでは殺伐とした雰囲気になりかねないところを、さらりとふわっと薄絹を広げるように流してくれる。色も様々。明るいものは軽くなりすぎず、暗いものは深みに変えるさりげないフォローに好感。冬の女体を独房に例える歌、窓から見る青を寺山修司に例えた歌は衝撃的。夏の七夕祭りは、ジョバンニに。カンパネルラへの孵らぬ熱を抱えて会いたがっている。

2023/07/07

ユウ

短歌に少し興味が出て読みました。

2023/10/24

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