フルーツポンチ村上健志の俳句修行
フルーツポンチ村上健志の俳句修行 / 感想・レビュー
のんちゃん
読メ登録500冊目は、お笑い芸人村上健志さんがあらゆる句会に参加して、俳句の修行をした記録本。俳句関連の本の感想の度に記しているが、私はバラエティ番組の俳句査定のコーナーを数年前から毎週楽しみにしている。出演者の中でも自分の半径1メートルの世界を詠むことの多い村上さんの作品が1番好きだ。なのでこの本をしるやいなや購入した。読了して俳句の何かがつかめた気がした。大好きな俵万智さんとの対談では俳句と短歌の本質的な違いも理解できた。掲載俳句も楽しく、後何回も読み返して、実作のお手本、参考にしたいと思う。
2021/05/10
BUBI
村上さんの俳句ってやっぱり好きだなぁ、と思いながら冒頭の俳句を読んだ後、「はじめに」を読んでずっこけました。あまりにも赤裸々な本音。テレビで見る村上さん、そのままで笑っちゃいました。吟業とか句会とか初めて知る世界で面白かったです。その中で村上さんが頑張っている様子も。「プレバト」では永世名人二人は別格として、千原ジュニアさんやFUJIWARA藤本さんなど、二番手の強力ライバルも多いですが、村上さんにはずっと頑張って欲しいです。
2022/01/10
Tatsuhito Matsuzaki
茨城県牛久市出身で、吉本興業所属のフルポン村上さんが、仕事で俳句と出会い、好きになり、句会に参加し、更にハマっていく過程を記録した一冊。巻末には俵万智さん、又吉直樹さんとの対談も掲載。 今やTV番組『プレバト!!』の名人で中学校の教科書に自身の句が載るほどの実力ですが、本人曰く「俳句の事はよく分からないけどなんか良い」と話す。 この「なんか良い」と感じる感性が村上さんの句の真骨頂であり、この本の魅力でもあるのかな?と感じました。
2023/01/19
瀧ながれ
「プレバト」で俳句の才能を開花させてしまったフルポン村上が、さまざまな句会に参加してゆく記録。クセが強い句会の光景がおもしろくて、ついつい俳句を流し読みしてしまいがちだったけど、鑑賞している言葉もあるので、改めて読み直して唸ったりした。「いいワードが出たらとりあえず全部そっち(プレバト)に取っておきたいんです」なんて本音ももらしつつ、いろんなお題に頭を悩ませる村上氏の姿が味わい深い。巻末の、俵万智と又吉直樹を相手にした対談が読み応えあった。「おわりに」もおもしろくて、この人長文もイケるね。
2021/11/23
ほう
プレバトが好きで毎回楽しみに見ている。村上さんは、あれよあれよと言う間に上位に上がっていった印象があるが、勉強されたのだと改めて感じた。村上さんらしい柔らかい言葉の遣い方、選び方がいいなぁと思う。 空掴むごと裏返る風の蓮
2021/10/03
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