14歳からのケンチク学
14歳からのケンチク学 / 感想・レビュー
紫羊
14歳の甥は建築家という職業に関心があるらしい。プレゼントするのにぴったりの本を見つけたが、例によって先に読んでしまった。建築家を目指すにあたって、中学や高校で学ぶ全ての教科、果ては修学旅行まで、ひとつとして無駄なものはないのだということが良く理解できた。わかりやすく、おもしろかった。
2017/01/21
nbhd
世に蔓延っている「モダンなかんじがステキ!」の基本は、1932年にニューヨーク近代美術館で開催された「モダン・アーキテクチュア展」に発するとされている。(1)「量塊(マス)」ではなく「面に包まれたボリューム」としての建築。(2)軸線によるシンメトリーとは異なる方法で秩序づけられた「規則性」の希求。(3)「装飾不可の忌避」。
2017/09/05
Sato
建築の専門家がいろいろなジャンルと建築をからめ興味深く建築の世界へ誘う。「建築を知ると旅が楽しくなる」なるほど。
2015/06/29
前田まさき|採用プロデューサー
本書は、中学・高校で学ぶ授業の枠組にあてはめながら、建築のおもしろさを紹介したものである。古代ローマのウィトルウィウスは、建築家たるものは文章術、描画法、幾何学、光学、算数、歴史、哲学、音楽、医学、法律、天文学など多様な知識が必要だと述べたが、現代においても基本的にその前提は変わることがない。(p.2)。
2019/12/07
ざっきい
ふと目につき読んだ本。建築学入門的なものを想像していたため肩透かしではあったが、建築を政治経済、化学、歴史、地理などと絡めて語ろうというコンセプトは面白かった。混淆としている所もあるが、平易な語り口であるため14歳なら面白いかもしれない。
2017/02/05
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