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余命

余命

余命

作家
五木寛之
出版社
祥伝社
発売日
2015-05-01
ISBN
9784396114176
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余命 / 感想・レビュー

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それいゆ

「元気で長生き」ではない高齢者が数多くいます。寝たきりで介護され、無理に生かされている、そんな人たちが何と多いことか。私自身が人間ができてないので、これからの時間をいかに豊かに生きるかの覚悟など今はまったくない状態です。人生五十年と考え、その後の人生は余命であると覚悟し、残された時間をどう生きるか、以前読んだ「下山の思想」で登山の際とは異なる目標や姿勢が必要だと書いてありましたが、体が動かなくなるまで働き続けるのではなく、別の人生を過ごすのが幸せなのかな?と思いました。

2015/06/08

starbro

私よりも親の世代向けのような気もしますが、人生の後半戦に突入していますし、今後の余生を考える上で、道標となる書です。著者が延命治療に否定的で安楽死に肯定的なところは共感できます。著者と違って、私は宗教は必要悪だと考えており、無神論者ですが、死に逝くには避けて通らざるを得ないのかも知れません。

2015/05/17

kiho

今で精一杯で先のことなど…と過ごしてきたけど、あっという間に人生の後半に近づいていくのだと実感させられる⭐穏やかな文章だからこそ、じんわりと響くものが…。

2016/02/06

ZEPPELIN

論語でいえばようやく立ったところなので、自分の余命について考えることはあまりないけれど、高齢化社会は日本の現実の問題。五木さんの仰る通り、元気な老人なんてのは本当に一握りであって、孤独死や老老介護の末の殺人なんていうニュースを聞くと、とてもじゃないけれど長寿を手放しで称賛は出来ないし、生と死をどう考えるべきなのかも分からなくなってくる。自分の意識がない状態は果たして生きているといえるのか。人の世話になってまで生きていなくてはならないのか。このテーマは本当に重い

2015/05/27

黒豆

30歳60歳が大きな区切り、80歳になったら八つ以上の病気を抱えている、余命を考えることのできる人生は、余裕のある人生です。との記載、自分も60歳を過ぎ大きな病気を抱えている。飲んでいる薬の種類を数えてしまった。また、年をとり寝たきりや周りに不快な思いをさせて平気な年寄りのこと、などいろいろと考えさせられた。

2015/05/25

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