死に方の思想 (祥伝社新書)
死に方の思想 (祥伝社新書) / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
韓国では無縁死することはあってはならぬこととして受け止められているという(46頁)。国民性としては激し易いのはわかるので、私も韓国人的な部分があるのかも。単身者は男性は20代がピークなのに対して、女性は70代以降と、男女でかなりな年齢差がある(51頁)。無縁社会の対極は有縁社会、村社会(53頁)。夫婦別姓で民法改正が必要であろう。また、墓地、埋葬等に関する法律(66頁)も改正が必要だと思う。国家の面子では安保法制が大事なら、国民の権利からするとこれらの法改正が必要である。
2015/10/10
noko
死生観の本。孤独死は不幸せなのか否か。私もその一人だけど、誰しも孤独死の危険があると思う。私はあまり孤独死に恐怖は感じない。病院で長く患ってからの死の方が嫌かな。太田典礼という人を知った。調べてみると、安楽死推進についても優生学についても矛盾を感じる人だった。私は尊厳死より、生きる尊厳を考えたい。インドにおいて輪廻は、カースト制もベースにあるから、辛いものでしか無いはずなのに、伝わってきた中国や日本では輪廻がいわば肯定され、受け入れられているのが不思議。今が平和な世の中だという証明なのだと思う。
2019/08/13
ココアにんにく
最近話題になった尊厳死について書かれていたのが特徴的だった。現役医師が死後の世界を公定し、僧侶が浄土を否定というのも、いろいろ本を読んで実感していた。「親は早く死んだほうがいい」の文章は読んでいて早く親を亡くした者として複雑。もっと親には聞いておきたかったことが多かった。
2015/08/30
酒井義仁
確かに、村社会から都会の核家族になって墓地を購入すると、墓に入っても死んで先祖として祀られるという感じはしない。都会の無縁死を自由に生きた証とするのは良い解釈だと思う。死して、どう扱われたいという希望も無力なのでから、ほぼ意味が無い希望だと思うが。
happy3939
やっぱり、死ぬ時のことは考えておいた方がいいね。
2023/01/12
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