禁断の説得術 応酬話法――「ノー」と言わせないテクニック (祥伝社新書)
禁断の説得術 応酬話法――「ノー」と言わせないテクニック (祥伝社新書) / 感想・レビュー
徒花
「応酬話法」といういかにも胡散臭そうな名前のテクニックだが、かつて営業本では一世を風靡した名称らしく、著者本人の立ち位置とともに「リバイバル」な一冊といえるのだろうか。営業マンとしての経験だけではなく、素人をAVにスカウトしたり、ヤクザに対処したり、借金取りに許してもらう実例が豊富。これはやっぱり、それだけの人生経験をしてきた著者でなければ語れない内容で、おもしろい。この本に書いてある手法で営業成績を上げられるというよりも、上手く生き抜く人生訓の意味合いが強い。
2018/04/01
lily
何、この人、面白くて情熱的で私の話にも傾聴してくれて肯定的で、未来への不安を抱きしめてくれて温かい、心から信頼できる!と思わせることが出来れば誰もノーとは言えなくなる。心を裸にして肌と肌の触れ合いに勝るものなし。
2021/06/14
TakaUP48
「応酬話法」とは、客から投げかけられた疑問・質問・反論に答えるためのセールストーク。筆者が、教材セールスで全国1位の営業成績をあげることになったテク!5つのケースを具体例を交えて講釈。分かりやすい!「ナイスですね」だけでなく。天国から地獄までを渡り歩いた人の言葉は重たい。伝えたいのは技術だけでなく、本当の意味で人を動かす力「情熱」をどのように持つか。人間は仕事の困難に遭遇し、自分の正体・裸の自分を識る。「最大の名誉は決して倒れないことではない。倒れるたびに起き上がることである」筆者が大好きな言葉だという。
2021/02/02
NICKNAME
この本が出版される半年位前に著者ご本人をあるイベントで見ました。自分は彼の直ぐ後ろに立っていたのですが、彼の力強く男らしい後ろ姿がとても印象的でした。自分もその仕事をして長いが営業という行為は人間関係においての基本であると思う。彼の原点も営業であり数多くの彼の成功と失敗談を元にとても説得力のある非常に参考になる本である。この人はとても頭が良いと思う。アカデミックな意味ではなく人間としてである。またとても魅力的な人でその理由は愛があるからだと思うのです。表面の胡散臭さ泥臭さで誤解されることが多いのでしょう。
2021/06/26
異世界西郷さん
AVの帝王として隆盛を極めながらも後に50億円の借金を負う羽目になった著者が、己の身を救うことに役立った処世術を説く一冊。応酬話法(ビジネストーク)について書かれているわけですが、著者の実体験を基にしているためとても分かりやすかったです。てか、著者はヤクザや借金取り相手に一体どれだけの修羅場を経験しているのでしょうか。口が立つのも凄いですが、実行力も大したものではなかろうかと思います。昔、営業をやっていたときにこの本に出会えていたら少しはマシになっていたのではないかと思えてきます。
2018/06/30
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