糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた (祥伝社新書)
糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた (祥伝社新書) / 感想・レビュー
アキ
国民病と言われる糖尿病は予備軍も入れると日本人の6人に1人。年齢と共にその割合は高まる。アジア人はインスリンの分泌能が低いので糖尿病を発症しやすい。その合併症は、「しめじ」神経・目・腎臓の障害と「えのき」足の壊疽・脳卒中・狭心症・心筋梗塞。年間1万人が足の合併症で足を切断し、約4千人が失明していて、透析患者も増加傾向である。ただ、2010年代から治療薬はDPP-4阻害薬、SGLT2阻害薬、更にはデジタル薬も出現し、以前と比べ格段に病態が分かりつつある。予防は食事と運動と睡眠であり、その詳細も役に立つ。
2022/01/06
harass
糖尿病の最新治療などや知見をホリエモンがまとめた新書。SGLT2という新しいコンセプトの薬に驚いた。糖を腎臓で再吸収されないようにすることで、そのまま外に糖を捨て、血糖値を下げるのだという。まあほかは常識的なものだった。ゴースト本だろう。
2022/12/03
aloha0307
糖尿病は怖いね😨「サイレントキラー」ほとんど自覚症状がなく、健康診断ではじめて気づく。そして深刻な合併症…わずかですが標準レンジを超えている私は気をつけなくては🖌️最近開発されたSGLT2阻害薬は、腎臓に作用するところが画期的ですね📕
2022/12/17
空のかなた
糖尿病になる、もしくは予備軍として指摘されたら、その後は一生治療が続くか、予備軍のレベルにまで戻るよう取り組むかという恐ろしさ。要は「寛解」はあっても「完治することはない病気」だと。失明、透析、認知症の発症率が高まるというエビデンスが並ぶ。著者は予防として「SGLT2阻害薬」の服用で、腎臓に作用し、尿から糖を強制的に排出し、体重コントロールを行っていると記載している。若くても生活習慣と食生活、ストレスの具合で発症する可能性があるだけに、早めに知識をつけておくにこしたことはないと実感させられた1冊。
2024/04/03
チャー
生活習慣が引き起こす病の一つである糖尿病について興味を持ち手に取る。自分は大丈夫だろうとどこかで思っている面もあったが、本書を読むことで決して他人事ではないという感覚を持った。そもそも日本人は体質的に糖尿病を患いやすいとのこと。痩せているからと言って糖尿病にならないというわけではないようだ。自覚症状がないうちに徐々に進んでいることもあるという指摘は恐ろしさを感じた。最新医療として阻害薬やリアルタイムの血糖値の測定法が紹介されており興味深い。最新医療だけではなくもちろん日頃の生活習慣を適度に保つことが大切。
2023/03/23
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