狼のバラード (ノン・ノベル 20)
狼のバラード (ノン・ノベル 20) / 感想・レビュー
beachtimelong98
Amazon Kindleにて。 「地底の狼男」「狼よ故郷を見よ」「人狼、暁に死す」の三作品が収録された中編集。 作品が発表された70年代始めごろの終末感というか悲観論というか人類へのあきらめとそれでも捨てきれない愛情に充ち満ちた一作。 だからといって読み辛いかというと全然そんなことはなく、主人公犬神明の一人称ですらすらと読める。狼男という異分子である彼の目を通した文明批判は今現在なってもなお耳に痛い。 一番のお気に入りは「暁に死す」です。
2018/08/16
ざび
いや、懐かしい。当時は作者あとがきが新鮮で、作者と触れ合っている感じが懐かしく思い出されました。
2018/03/21
洪七公
既読本
1982/08/01
kadocks
The 平井和正な一巻。 懐かしいけど全然覚えてなかった笑 まさか東京の空襲の話が出てくるとは思わなかったし、初読当時の高度成長期の高校生が読んでも理解してなかっただろうな。まあ大人のラノベなんだけど、ちょっと超人過ぎるのもこのシリーズのヘンテコなところ。分身をどう殺すかのオチも平井和正らしく刹那で時代含め良い。
2022/04/14
エラリー
人情に流されがちな不死身の狼男。超人的な能力を持ちながら、人間の悪意に振り回され傷付き続ける物語。
2016/06/28
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