KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

屋上物語 (ノン・ノベル 653)

屋上物語 (ノン・ノベル 653)

屋上物語 (ノン・ノベル 653)

作家
北森鴻
出版社
祥伝社
発売日
1999-04-01
ISBN
9784396206536
amazonで購入する

屋上物語 (ノン・ノベル 653) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

紅はこべ

デパートの屋上に置かれたモノ達(稲荷社の狐、観覧車、ベンチ、地蔵、ピンボールマシン等々)を語り手に、そこで起きる事件を名物うどん店の店主、通称さくら婆ァが、快刀乱麻を断つ如く解決する…というと、痛快ミステリのようだが、どれも結果は苦い後味が残り、救ってあげられたと思った人物が、後に哀しい末路を辿ったりする、哀しい〈連鎖〉ミステリ。著者近影を見るだけでも涙しちゃう。

2016/09/13

那由多

デパートの屋上のうどん屋のおばちゃんが主役のミステリ。え?デパートの屋上って、そんなのあるんですか?ビアガーデンする場所というイメージしかない。やり切れない話しだが、良作です。

みっくん

屋上にある「モノ」達の目を通したミステリーの連作短編。よく思いつくなぁと、ひたすら脱帽。ささいな事がきっかけの、重大な事件で、後戻りできなくなっていく人達が、なんとなく残念。救いはタクかな。おバカではあるけれど、それなりに、イイ男になりそうです。   名言:男気ってのはマヌケの勇気。??と思ったけれど、確かに。だから侠気じゃぁ、なかったわけだ。

2016/01/26

shino

事件は解決しているものの、苦い……。

2014/08/04

星落秋風五丈原

本書のモデルは池袋某百貨店屋上のうどんスタンドだそうで。 どことなく「親不幸通りディテクティブ」の雰囲気と主役2人の関係と、 さくら婆ぁと興行師・杜田の関係と屋上の様子が似てます。 もっと続けられそうなストーリーだった のに、ひとまずはこの1冊で終わりなんて残念です。 それぞれ物の立場からながめる事件なんて変わってますね。

2003/02/28

感想・レビューをもっと見る