幽霊船が消えるまで―天才・龍之介がゆく!
幽霊船が消えるまで―天才・龍之介がゆく! / 感想・レビュー
geshi
『幽霊船~』幽霊騒ぎと宝石盗難の2つをやるのは詰めすぎ。指紋の意味が逆転するのは良かった。『死が~』犯人が知識を持っていたはずだしミスも出し方が不自然すぎる。『石の~』ネタバラシは映像的に面白いのに、謎を魅力的に演出できていなかった。『雨が~』犯人が警察来ないこと前提にしすぎていて、こんなの調べたら一発じゃないか。『彼が~』放火のホワイダニットが錐揉みするのが面白い。鍾乳石のダメ押しは必要か?『木の葉が~』価値観による発想の違いはGOOD。キャラを生かした落としどころがうまくいっている。
2018/11/22
ぶんこ
主人公の 天地竜之介のキャラクターが、IQ190 という ありえな~い! という知能指数を持ちながら、どこか浮世離れした、気の弱い、童顔の若者で、読んでいて ほんわかとしてくるのです。ただ、柄刀さんの作品の特徴として、被害者・加害者の事件に関わる、心の機微といった点には重きが置かれていなくて、もっぱら密室やら、謎解きが主体なので、好き嫌いがあるでしょうね。そんな、読者にもIQの高さが要求されるような難問続出でも、このキャラクターのおかげで、小難しくてウザイ・・とはならずに読めます。
言音 / 放置気味…。
龍之介のピントのズレた会話や相槌が相変わらず面白い。光章も龍之介の扱いに慣れてきたな。理系苦手な私には所々解りにくい。特に〈石の棺〉事件はよく解らなかった…。龍之介は、これからどうするんだろう。
2013/06/28
hirayama46
シリーズ2作目。なかなか堅調。しかし、主人公の龍之介とワトスン役の光章はいいのですが、ヒロインと思われる一美さんの出番の少なさと魅力の薄さはどうなのだろうか……。これから脚光が当たるのかなあ。現時点だとなんとも言いかねますが。
2014/01/23
ARICE
龍之介シリーズ第二弾・短編集です。相変わらず龍之介君は天然でマイペース。可愛いなぁ。今回も前作同様、科学的なお話が盛りだくさん。好きな人にはたまらないですねぇ。主人公でワトソン役の天地光章の「龍之介観察日記」が良い味だしてます◆しかし、このシリーズ作品は読書メーターだと読んでいる人少なくて残念。とっても面白いので皆さん是非読んでくださいまし。損は無いと思うんだけどなぁ。
2009/05/28
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