陽気なギャングが地球を回す: 長編サスペンス (ノン・ノベル 755)
陽気なギャングが地球を回す: 長編サスペンス (ノン・ノベル 755) / 感想・レビュー
れみ
ひょんなことから出会い銀行強盗となった成瀬(人間嘘発見器)・響野(演説好き)・久遠(スリの名人)・雪子(体内時計の持ち主)の4人。いつものように銀行を襲うことに成功したものの逃走中のアクシデントをきっかけに連鎖するトラブル。このお話読むのは3回目くらいだけど自分でもびっくりするくらい忘れてたから事態が動く度にいちいちびっくりしてた^^;銀行強盗しててもどこかゆるい雰囲気が漂っているかと思えば裏で別の計画が動いてたり何気ない雑談と思うようなことが後々重要な意味を持っていたり…伊坂さんやっぱり凄いな。
2016/05/24
紫 綺
文庫本にて再読。嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女・・・四人の個性溢れる天才たちが繰り広げる銀行強盗冒険譚。奪ったばかりの4千万を現金輸送車襲撃強盗に横盗りされたが、当然ただでは済まさないのだ!
2016/02/26
PSV
陽気で洒脱な痛快クライムノベル、というと出来すぎな気もするが、それが出来すぎにならず、現実そうだと言えてしまう凄さが伊坂幸太郎にはある。徹底してB級。いつも以上にキャラが立っているし、展開も伏線も素敵。読みやすさ満点。映画と比べるのは無意味かもしれないけど、映画よりも楽しいですし、映画よりも映画らしい小説。続編も読んでみようかしら。 ★★★☆☆ 体内時計とか、見事としか言いようがない。
2012/08/19
えむ
ギャング団は成瀬(嘘を見抜く名人)、響野(演説の達人)、雪子(正確な体内時計の持ち主)、久遠(天才スリ)の四人。現金輸送車襲撃犯の悪党を出し抜くため作戦を練ったのだが、裏をかかれる。だが、ここからは田中の秘密兵器の登場。まさか、あれが伏線だったとは、まんまと騙されました。日本版オーシャンズ4ですね。2015-85
2015/11/30
ヨミー
伊坂幸太郎作品4作目。陽気なギャングシリーズ第1弾。予想を超えて面白かった。四人組のギャングを中心に展開する憎めない話。嘘を見抜く名人でリーダー成瀬、天才スリの久遠、演説の達人響野、精確な体内時計をもつ雪子。その他脇役陣や端役の伏線もきっちり回収してくるところが気持ちいい。先の先まで読めてしまう成瀬がやはりクール。後半の知恵くらべあたりからは一気で止まりませんでした。これまで自分が読んだ伊坂作品で一番よかった。このシリーズはもちろん、他の作品もより読みたくなった。
2016/03/14
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