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唯一の神の御名: 龍の黙示録 (ノン・ノベル 765)

唯一の神の御名: 龍の黙示録 (ノン・ノベル 765)

唯一の神の御名: 龍の黙示録 (ノン・ノベル 765)

作家
篠田真由美
丹野 忍
出版社
祥伝社
発売日
2003-05-01
ISBN
9784396207656
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唯一の神の御名: 龍の黙示録 (ノン・ノベル 765) / 感想・レビュー

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しゅてふぁん

シリーズ第3弾、短編集。舞台は古代ローマと推古帝の御代。リュウが古代ローマでは第二代、十四代のローマ皇帝と、そして推古帝の御代では聖徳太子と出会う物語。どちらの時代もに詳しくないこともあってか、なかなか読み進まなくてしんどかった…。最初と最後の掌編はライラと透子視点なのでホッとした。やっぱりこの二人が出てこないとダメだなぁ。

2017/12/23

図書館臨時休館月間対策再読本。「だからお願いだよ、トウコ。俺たちの前から消えないで」やさしい夜の獣、ライルの願いに人間であることを捨てる決意のできない塔子。それでも手を伸ばして彼らを抱きしめることはできると思っても、龍が出会ってきた人間達との儚い一瞬を思う時、塔子は彼等にとっての自分の存在意義を考えずにはいられないのだろう。曽祖母が龍に言った言葉「それでも貴方は生きているわ」が塔子に伝われば良いのだけど。

2020/04/18

ちゃちゃ

(再読)二千年余りをほとんど独りきりで生きてきた龍君の哀しみと怒りが伝わってきます。「あの方」に対する彼の真っ直ぐな想いが嬉しいけれど辛い。絶大なる力を手に好き勝手に生きていくこともできただろうに。「あの方」は,そういう龍君だと分かっていたから血をお与えになったのか?それにしても残酷すぎるなり。長い年月の中で,人間の愚かさをたくさん見てきた龍君だけど,それでも真っ当な人間がちゃんといて彼のことを分かってくれていたっていうのが嬉しいな。今の北鎌倉での三人のまったりとした時間が何時迄も続くといいのにと願う。

2013/01/20

Hugo Grove

龍の2千年にもおよぶ長い過去の記憶から、ある瞬間を切り取って話してくれた昔語り。龍は本当に孤独なのだ。ある時は一人の人間を好きになってその側にいようと思うが、やはり只人である人たちは、龍を置き去りにして逝ってしまう。不老不治は人の夢?いや終わりのない繰り返す人生。輪廻も同じ。繰り返す人生。願わくば2度と生まれ変わりたくないものだ。

2012/10/02

つかさ

再読。今回は龍の過去編でした。古代ローマに古代日本。そしてちょっとイスラムも。昔の龍はつんけんしていたというかなんというか。2000年経ってまるくなったのねって思いました。厩戸皇子と羅ごう(漢字が出なかった…)のお話が表題作になるわけですが。色々な別れを経て今の龍になったのだろうなぁ。

2014/07/11

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