連殺魔方陣: 天才・龍之介がゆく! (ノン・ノベル 810)
連殺魔方陣: 天才・龍之介がゆく! (ノン・ノベル 810) / 感想・レビュー
geshi
毒殺ミステリとしては混入の方法を検証しなければいけないのは分かるし、誰も予告状通りに殺せなかった不可能性が立ち上がる謎作りはしっかりしてるんだけど、いかんせん60頁以上かけて延々やられては、もっと端的に!と思ってしまう。ミステリのためにストーリーが犠牲になっている。金や愛の動機渦巻く家族関係があるけど情報として処理されて人間を描くつもりが無いとしか思えない。犯人の動機からするとそうなるもの妥当ではあるのだが…。重点を変えるトリックの発想は成程だけど、犯人のメモが偶然手に入る展開がもやっとするなぁ。
2020/05/23
つたもみじ
龍之介シリーズ七作目。長編では二作目。「魔方陣」と連続毒殺事件。文字だけでなく無限に広がる数式の魔方陣には圧倒されました。龍之介達三人が招待された、旧家でもあり巨大企業の経営者一族でもある亀村家での事件。殺人に使われたのは青酸毒でしたが、どうやって被害者に毒を与えたのか…という視点を少し変えれば図式はわかりやすくなりますね。予告状の存在が混乱させる小道具として効果的だったと思います。それにしても龍之介は相変わらず純朴で可愛いなあ…
2013/09/22
Mono
数学はねぇ、決して嫌いじゃないが脳が理解してくれないんだよね…。犯人も主人公も異次元すぎて、手掛かりを元に推理の真似事すら出来やしない。語り手と一緒にははあと聞き入るのみです。
2010/06/27
ARICE
龍之介シリーズ、長編2作目。前回の長編とは違い飽きずに一気に読みました。しかし「魔方陣」と聞くと読めない文字の羅列みたいなイメージでしたが、色々な種類・方法があるんですね。何処と無く展開や設定が京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」の印象を受けました◆龍之介たちが招かれた晩餐会でおきた毒による殺人。その現場には殺人について書かれた予告状が落ちていた。「誰が毒を投薬したのか」龍之介君、今回もオドオドしながらがんばります◆殺人の動機に納得がいかない人もいるかも知れませんが、殺人の理由は理解できるほうが少ないですからネ
2009/07/12
きりと
動悸はいまいちな感じ。そんなんで毒殺する!?
2009/06/24
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