なみだ学習塾をよろしく!: サイコセラピスト探偵波田煌子 (ノン・ノベル 836)

akogoma＠灯れ松明の火＠ＳＲ推進委員会

シリーズ３作目。これまでの語り手の「見下し視点」にうんざりしていたので、本作の塾長、いささか熱血過ぎるが一番良かった。そして何より対象が子供たちであった故に、お茶とお茶請けの蘊蓄＆感動的なラストシーンだけでなく全体のトーンが心地よかった。以降続くのならばこの「路線」を継承していただきたい。なぜならミステリ（謎解き）の構造そのものは１作目から非常に質が高かったのでね。

2013/02/28

雅

探偵の無敵感が凄い。まぁコメディだね

2018/01/11

つむじ

鯨統一郎さんの本には、好き嫌いがあるのですが、なみだシリーズは好きです。その中でも本作は、波田煌子の描かれ方がすっきりとしていて好きです

2012/04/22

ひらり庵

なぜか煌子だけが最初から謎を見抜いている。私が彼女に感情移入しにくいのはその全能性ゆえで、彼女はブラウン神父に似ていると思う。ただし、息子（中1）は気に入って読んでいる。本をあまり読まない子なので助かる。

2014/10/25

永田　誠治

前作で大活躍だった波田煌子が今度は学習塾？！どうなっちゃうの？って思ったけど、軽快な語り口と随所に散りばめてあるユーモアでいつもどおりの安心の読みやすさ。恒例のお茶に関するうんちくとお茶請け（お茶と一緒に食べる物）のレパートリーが楽しい。

2007/10/07