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君の望む死に方 (ノン・ノベル 845)

君の望む死に方 (ノン・ノベル 845)

君の望む死に方 (ノン・ノベル 845)

作家
石持浅海
出版社
祥伝社
発売日
2008-03-01
ISBN
9784396208455
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君の望む死に方 (ノン・ノベル 845) / 感想・レビュー

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そのぼん

最後まで読んで、序章の前に書かれていた文章の意味が解りました。死を意識した男と、彼を殺そうといていく男が軸となってストーリーが進みました。こうくるか・・・ってのが正直な感想です。

2012/12/01

ばりぼー

碓氷優佳シリーズ第2作。膵臓癌で余命6ヶ月と宣告された社長が、今は亡き盟友の息子に自分を殺させることを決意して、幹部候補を集めたお見合い研修で殺人に誘い込む仕掛けを準備するという設定からして実に面倒臭い(笑)。犯人役の社員も、何も証人となる他人がいる研修会で実行しなくてもいいのに、思考回路が歪んでます(笑)。殺人成就に向けて両者の思惑と殺意がシンクロするのを、徹底して邪魔するのが恐怖の推理マシーン碓氷優佳。常人の理解を超越して独自の進化を遂げた、「ロジックのガラパゴス化」と呼んでもいいですか(笑)。

2015/09/18

オーウェン

碓氷優佳シリーズ2作目。 このシリーズは倒叙ミステリではあるが、いかにしてばれないように自分を殺してもらうのか。 つまり被害者になる側からの視点であり、それに加えて犯人による視点が。 そこに居合わせるのは碓氷優佳であり、それぞれ考えていた計画が崩れていく様。 優佳の会話だったり行動が、ラストに効いていたという伏線へと繋がる。 とはいえまだ人が死んでいない状況で展開するミステリであり、冒頭で誰かが死んだのは分かっている。 その意味で変化球のような種類なのかも。

2023/09/10

瑞佳

殺されようとする者と殺そうとする者。そしてその行爲をアシストするのが当の被害者本人という、一歩間違えばあわやコントになりそうなキワドイ設定。だが彼の目論みはひとりの女性の出現によってことごとくご破算になっていく。余命いくばくもない日向が最期に叶えたかったこと。それは親友の息子である梶間に殺されること。その動機とはなにか。エスパーのような優佳が相変わらず人間離れしていて怖ひ。探偵が聖人君子であれとは思わないけれど、彼女の中に聡明で冷酷な邪気のない悪意みたいなものを感じてひそかに戦慄する。

2017/01/09

うさうさ

末期ガンで余命半年の社長が最期に望んだのが、自分を殺す動機のある社員に自分を殺させる事だった。 研修合宿を利用して殺害される為の小細工を施すが…。 犯人役と一緒になって殺害方法を考えたり面白かった。 頭キレキレの女性が出てきたら太刀打ち出来ないなあ。 すごく面白くて一気に読んだのだけど、結末が、で?どうなったの??

2018/02/19

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