人質ゲーム、オセロ式 (天才・龍之介がゆく!)
人質ゲーム、オセロ式 (天才・龍之介がゆく!) / 感想・レビュー
coco夏ko10角
天地龍之介シリーズ。体験ソフィア・アイランドで公開オセロ対局の最中に事件が…。小口も白・黒となっててすごい。中嶋千小夜の息子がもう4歳になっててびっくりよ、このシリーズもけっこう時間が経過してるなぁ。龍之介もだいぶ館長っぽくなってきたし、以前だったらおどおどしてそうな場面でもしっかりしてたりと成長を感じる。しかし今回のことで施設も龍之介もこの世界で相当有名になったのでは。
2021/06/03
にゃんころ
久しぶりの新作で楽しみに読みました。相変わらず緻密に物語が組み立てられているものの、読者には難解な作品だと感じます。まあ、このシリーズは龍之介がいかに情報を組み立てていくのかというのを楽しむ作品だと思ってますが。今回は7年前の事件と現在進行形の事件が並行して描かれているため、余計に混乱した気がします。しかし、犯人が・・・。薄々感じてはいましたが、避けて欲しかったラストになってしまった。犯人であって欲しくなかったです・・・。
2010/11/19
シュエパイ
あぁ、本当に、なんてクルクルと回って入れ替わる推理劇。なんていやな犯人だ、と思ってたのに、回想を読むにつれ、コロッと意見が引っ繰り返った私は、たぶん凄く単純だよ!そして、よくよく考えると、唯一、ずっと善意で動いてたはずなのに、あれこれ巻き込まれすぎてる彼、可愛そうに(涙)まぁ、おかげで彼女の胸の内に、幸せな未来への予感が灯ったのだから、ね?(笑)
2010/11/03
fap
不審な点があるにせよ、鉄の門に隠された過去の事件を少しずつ紐解く過程は 知的好奇心が刺激されてぞくぞくする。 TVの前で悶々とする一般視聴者と読者の視点が一致するとき、臨場感は最高潮に達する。 犯罪は裁かれるべきだが、同時に事実も明らかにされるべきである。
2014/10/25
なつ
キャラクタものとして読んでる天才・龍之介シリーズ。読み終わった時の、「ここまできたかあ」感がすごい。最初はハンバーガー屋さんのトレイにしいてある広告を捨てていいのかすらわからなかったのに!一巻一巻、着実に変化していく主人公には愛着が湧いている。短編の方が生きるシリーズだと思っているし、この話もちょこちょこご都合主義だなと思ってしまうところが多いけれど、シリーズの長編の中ではかなり好き。着地点の美しさが好みだし、犯人の正体に関する記述トリックとか、こういうの大好き。シリーズ通して読んでこその味もあるよね。
2013/05/17
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