魔界都市ブルース 愁歌の章 (ノン・ノベル)
魔界都市ブルース 愁歌の章 (ノン・ノベル) / 感想・レビュー
しゃお
長編もいいけど、やはり短編の秋せつらの物語はいい。〈新宿〉の住人や依頼者に対して見せるさりげない優しさと、それに害する者に対する残酷なまでの処置方の対比が楽しめます。長編では出番すらない時もある〈私〉の出番がたびたび見れるのも嬉しいですしね。
2018/07/14
イコ
表紙に数々の女性が描かれている通り、女性が目立っていた。相変わらずの詩情あふれる感じだが、いつも以上に情念的な話が多かった。秋せつらは随分優しくなった印象がある。なんだかんだで優しいのは「私」と言う気がしていたが「僕」も人間性が出てきたように感じた。しかし累計発行部数が700万部超えているそうだが、知り合いのスナックの黒服しか読んでいる人知らないんだけどそんなに売れている印象がない、ただその黒服の人と共通の話題が魔界都市だ。コミュニケーションツールとして役に立っています、ありがとう菊地御大。
2018/09/05
しろねこ
愁歌の章、とても良かった! 最近の魔界都市ブルースでは、秋せつらが虚無感すら漂わせていたが 本作ではさりげない優しさを見せている。 魔界都市を吹き抜けていく風のようなせつらを、久しぶりに見ることができた。
2018/07/01
Jusiou
「見返り」と「退魔姫」が秀悦。まさか今回の「私」のセリフが他人から発せられるとは。やはり魔界都市ブルースは良いですね。哀愁感がたまりません。
2018/09/13
ひろぺん
久方ぶりの短編集。長編もいいけど、こういう短編もまたちょっとした時間に読めて楽しい。マンサーチャの上を行くような御仁も現れる。
2018/06/25
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