不透明な殺人 (ノン・ポシェット ん 1-10)
不透明な殺人 (ノン・ポシェット ん 1-10) / 感想・レビュー
あつひめ
再読。さらっと読み流す作品、また、お気に入り作家さんのはゆっくりと読み方を変えてみた。10人作家さんが並べば事件も犯人も10個、10人並ぶ。犯人の心に潜む殺したい気持ちは似たり寄ったりでも…ラストはみんな違っている。永井さん、近藤さんの物語は、答えがわかっていても読んでしまう。話術や、場の雰囲気に引き込まれてしまうのかも。
2013/08/15
KAZOO
1990年代の後半に書かれたもので、10人の当時新進気鋭の作家が書かれたミステリーアンソロジー集です。当時としてはあまり有名ではなかったものの今読み直してみるとさすがと思わせてくれるものがあります。法月倫太郎、近藤史恵の作品がやはりわたしにはかなり水準が高いと感じさせてくれました。
2015/08/01
あつひめ
殺意は物陰に潜んでいるかとでもいうようにはっきりと姿を現わさない。そうだよなぁ…明らかに殺したいオーラをバンバン出す人はいないよな…。意外な所に犯人が居る。そんな物語が並ぶ。姉小路さん、吉田さん、麻耶さんが初めて読む作家さん。姉小路さんのボス&京&都、若竹さんのOL倶楽部のそれぞれの名推理をもっと楽しんでみたい。鯨さんの殺意とは違う人の心に潜むものを見つけるサイコセラピストもなかなか面白かった。どれも続きがあれば読んでみたいと思うものばかり。さすが気鋭作家が並んでいるだけのことはある。
2011/06/03
yu
時代背景がやや古いものの、なかなか読み応えのある短編集。 ただ、中には殺人?ミステリー?と首をかしげたくなるような作品もあり・・・。有栖川さん、法月さんは抜群の安定感。
2015/09/13
ひー坊
気に入ったのは、若竹七海先生と近藤史恵先生と法月綸太郎先生。(有栖川有栖先生と麻耶雄嵩先生は既読のため除外)アンソロジーは自分の知らなかった先生の作品に出会わせてくれるから好き。
2022/02/18
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