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蔵の中 (祥伝社文庫 こ 6-4)

蔵の中 (祥伝社文庫 こ 6-4)

蔵の中 (祥伝社文庫 こ 6-4)

作家
小池真理子
出版社
祥伝社
発売日
2000-10-01
ISBN
9784396328061
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蔵の中 (祥伝社文庫 こ 6-4) / 感想・レビュー

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キムチ

待合室で瞬時読了。TVドラマ(こちらが毒されてるかも)で見ている様の昭和世界、言動。もっとも不倫はブンカとは言えないけど手垢がついているイメージは否定できない。地方の大きな家と蔵(何故に冷蔵庫?)性的不能の夫 孝也。すれば暇と身体を持て余すのは当然の鮎子。若い頃は小池さん、読みまくってたから、逆にその頃のワンオペ育児を思い出しちゃった😂

2024/09/03

シュラフ

亭主が半身不随となってしまった若妻が亭主の友人と深い関係になってしまい、ラブホテルから出るところを目撃されたことで強請られるはめとなり、やがては恐喝してきた女を殺してしまう、という新聞の三面記事に出てきそうな事件である。世間から見れば"欲求不満の若妻の不倫の果ての破滅"ということなのであるが、女の男に対する想いは真剣なのである。ラストの場面、女がわざと死体が隠された冷蔵庫のコンセントを抜いてしまうという女の心理が解せない。その愛を永遠なものにするのならば、むしろ心中するほうがよかったのではなかろうか。

2015/08/21

おかだ

圧倒的火サス感。昔懐かしいアナログ放送の色彩で2時間脳内再生された。いやはや、楽しめました。夫が事故で半身不随になり、夫の親友と不意に恋仲に…徐々に深みにハマっていき…それを家政婦が見た的な…気分はまさに昭和でした。最後、若奥様は何を思っての行動だったのか…私の理解力が足りず、唐突な展開に着いていけなかった。新吾可哀想と思った。いや待て一番可哀想なのは夫の孝也、孝也で間違いない。彼はずっと何を思っていたのかな、二人の不貞に気付いてはいなかったのか?めっちゃ孝也目線のB面を読んでみたいと思った。

2024/07/30

星落秋風五丈原

会えば会うほど苦しくなり、切なさが増して、別れがたくなる。交通事故で半身不随になった夫の世話をする毎日。唯一、心を支えてくれるのがあの人、夫の親友であり、事故の加害者でもある新吾だった。これは宿命的な恋、だが人は欲求不満の人妻と嗤うだろう—秘めた恋の果てに罪を犯した女の、狂おしい心情を活写した、著者五年ぶりの瞠目すべき心理サスペンス。

2000/12/28

June

今まで読んだ小池真理子さんとは違うテイスト。心理サスペンス?先に罪を犯すことはわかっていて、その女性の回顧録のようなかんじ。パッと読めてしまったけど、サスペンスじゃない作品の方が好きです。

2015/06/04

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