蒼迷宮 (祥伝社文庫 ゆ 5-2)
蒼迷宮 (祥伝社文庫 ゆ 5-2) / 感想・レビュー
あつひめ
さすが結城さん。コレだけ粒ぞろいの作品を何通りもシリーズにするほど探してくる・・・と感心してしまうくらい今回の「蒼」も満足した。人の憧れと嫉妬は紙一重。いつの間にか嫉妬の炎の方がメラメラと大きく燃え上がるのが人の心。私も・・・あなたも・・・持っている心かもしれない。目に見えない心を弄ぶのは・・・難しいようで簡単な場合もあるのかもしれない。桐生典子さんの「緑の手」の女心の奥底が底なし沼みたいな気がして惹きつけられた。
2011/02/12
らなん
2002年、 アンソロジー。文庫。小池さん「死体を運んだ男」が思いもよらない結果で、読みごたえがあった。初めての作家さんである、清水芽美子さん「車椅子」は、そんなことで?と思ってしまう動機に驚いたことと、車椅子の性能が勉強になった。他の作品は?と探したが見つけられず、残念だった。
2023/08/28
みぃすけ
なんとなく読み始めましたが予想外にどれも面白かったです。でも全体的に後味悪い結末が多かったかな。
2016/12/04
N田
×死体を運んだ男(小池真理子)…プロットしか無く、気分が悪くなるだけの話。/ ×彼女の一言(新津きよみ)…構成を自慢したいのか。/ ○緑の手(桐生典子)…植物の繁栄。巧いな。/ ○大空学園に集まれ(青井夏海)…哀れな話だけど、巧い。/ ×濃紺の悪魔(若竹七海)…中身無いの、勘弁して欲しい。/ ○泥眼(乃南アサ)…これはけっこう凄い。しかし浅沼が一皮剥けた理由が根性論的になってるのは何とかして欲しかった。/ ×箱の中の猫(菅浩江)…チャチ臭い。設定も現実感の裏打ちが浅い。/
2015/08/16
あーさー
女性の作家さん10人による、ミステリーアンソロジー。清水芽美子さんの「車椅子」がとくに良かったです。
2022/10/18
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