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まほろ市の殺人 夏: 幻想都市の四季 (祥伝社文庫 あ 19-1)

まほろ市の殺人 夏: 幻想都市の四季 (祥伝社文庫 あ 19-1)

まほろ市の殺人 夏: 幻想都市の四季 (祥伝社文庫 あ 19-1)

作家
我孫子武丸
出版社
祥伝社
発売日
2002-06-01
ISBN
9784396330477
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まほろ市の殺人 夏: 幻想都市の四季 (祥伝社文庫 あ 19-1) / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

架空都市の話その2。我孫子さん篇。4篇の中で一番よかった。

2013/09/13

aquamarine

安孫子さんの夏パート。彼らしい人物描写がなんだかとても怖かったです。人が人を好きになるってなんだろう…なんてちょっと真剣に考えてしまったりして。ミステリとしては凄くインパクトがあるというわけではないかもしれませんが、作者らしい読み応えのあるものでした。怖くてやるせなく哀しい、登場人物の気持ちを考えながらゆっくり読み返してみたいです。

2016/03/06

sk4

架空の都市【まほろ市】の四季を舞台に、倉知淳(春)、我孫子武丸(夏)、麻耶雄嵩(秋)、有栖川有栖(冬)の四人の推理小説作家がそれぞれの季節の殺人にまつわるミステリーを描いた中編アンソロジー。冊子は別々に四冊です。 で、『まほろ市の殺人 夏』ですが、すごい良かった! 正直、単に読者を驚かせるだけの叙述トリック作品が個人的には好きではないんですが、これは素晴らしい! クライマックスシーンでの一言が余計なのと、主人公が心に闇を芽生えさせたなら、何らかの受賞を得たのではないかと思います。本当に良かった。

2013/07/01

セウテス

まほろ市四部作の夏。どこかで誰かがハッキリと説明していたなら、この殺人は起こらなかったのか。チョットしたぼたんの掛け違いで、生まれてしまった悲劇なのか。そこは我孫子氏の作品だからなのか、私がひねくれているからなのか。最初は純粋な想いだった、それがいびつに変わる人間性、誰にでも起こりうる必然性、その怖さを我孫子氏の作品は表現していると思う。何をもって歪んだと断定するのか判らないが、人間の歪みが本当に恐ろしいものだと感じずにはいられなかった。「殺戮にいたる病」と同じ寒気を、ひしひしと背中に感じて読み終えた。

2015/05/08

まゆまゆ

「まほろ市の殺人」の我孫子さんによる「夏」。少ないページ数でも、すっかり騙されました。最初の作家とファンの恋模様にキュンとしていたのもつかの間(笑)、事件発生。それからはもう何も分からぬまま後半へ。クライマックスでは、判明した事実に2回ほど連続で驚かされあっという間に読了でした。…なんとも切なくて悲しい読後感です…エピローグがまたね…(泣)さすが「かまいたちの夜」を手がけた我孫子さん!面白かったです(^^)

2016/05/01

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