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まほろ市の殺人 冬: 幻想都市の四季 (祥伝社文庫 あ 20-1)

まほろ市の殺人 冬: 幻想都市の四季 (祥伝社文庫 あ 20-1)

まほろ市の殺人 冬: 幻想都市の四季 (祥伝社文庫 あ 20-1)

作家
有栖川有栖
出版社
祥伝社
発売日
2002-06-01
ISBN
9784396330491
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まほろ市の殺人 冬: 幻想都市の四季 (祥伝社文庫 あ 20-1) / 感想・レビュー

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aquamarine

久しぶりに有栖川さんの倒叙を読んだ気がします。大ファンなのでとても読みやすく感じましたが、犯人が追い詰められる方法は反則ではないでしょうがあまり好きなタイプではないです。ホラーっぽい部分もあるので蜃気楼の扱いもラストになにかガツンと来るものを期待してしまっていました。好みの作家さんゆえ期待値が大きすぎて辛口になってしまいましたがやっぱり有栖川さんの文章もこの独特な幻想的な雰囲気も大好きです。シリーズ通してでは夏が一番好みですが、秋の変化球も捨てがたいです。

2016/03/09

sk4

架空の都市【まほろ市】の四季を舞台に、倉知淳(春)、我孫子武丸(夏)、麻耶雄嵩(秋)、有栖川有栖(冬)の四人の推理小説作家がそれぞれの季節の殺人にまつわるミステリーを描いた中編アンソロジー。冊子は別々に四冊です。 で、この『冬』。 殺人犯の一人称による倒叙モノかあ、と思ったら・・・むふふ。 途中、伏線を貼り付けてるのは明らかだったんだけど、読者に推理はムリ系でしたあ! 不幸というか、偶然が重なり追い詰められていく犯人の気分になってドキドキハラハラしました、が、所詮悪人なんですけどね〜。

2013/07/02

ダイ@2019.11.2~一時休止

架空都市の話その4。有栖川さん篇。チョット反則気味だがまあ面白かった。

2013/10/28

セウテス

まほろ市の四部作のラスト冬。本格派の有栖川氏の作品には珍しい倒叙型ミステリーで、主人公と警察の駆け引きが緊張感を生むサスペンスです。犯罪がどうやっても露見するのではないかと、回りに視線を感じ生活する主人公の想いが、読者にひしひし伝わって来ます。最期まで幻想小説なのかと思わせて、有栖川氏らしい幻想と現実の終着点をミステリーに仕上げた筆力はさすがです。まほろ市のラストの冬を、飾るにピッタリの作品だったと思います。此にて四部作は完結ですが、真幌市の地図を眺めるに日本ミステリー界の街として、他の作品も期待したい。

2015/05/09

Yuki

「まほろ」と言われると三浦しをん氏のシリーズが有名ですが、あちらより先にミステリ作家の競作で架空の都市・まほろ市シリーズというものがあったのです。四季に分けて4人の作家が競作。トリの冬をつとめるは有栖川有栖。割と何でも面白く読んでしまうガバガバなファンだと自覚してますが、これはどうなんでしょう。こういう兄弟ネタなら正直「マジックミラー」の方がよくできてたと思います。舞台の決まった中編と自分の好きに書ける長編と比べるものではないのでしょうが。でも、倒叙らしく完全犯罪が瓦解する流れと幻想的な雰囲気は流石。

2018/07/03

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