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龍の黙示録

龍の黙示録

龍の黙示録

作家
篠田真由美
出版社
祥伝社
発売日
2004-08-01
ISBN
9784396331795
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龍の黙示録 / 感想・レビュー

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ソラ

内容(「BOOK」データベースより) 保険会社を馘になり、職を探す柚ノ木透子は、秘書の仕事を紹介された。雇主の名は龍緋比古。美術評論や翻訳を手がけ、オカルト分野では有名な著述家だという。明治期にも同名の人物がいることから、「龍は吸血鬼だ」と先輩から脅される透子。が、白皙の美貌を持つ彼に気味悪さを覚えつつも、鎌倉の古びた館に通うことになった。一方、東京では吸血鬼都市伝説が蔓延、行方不明者が続出していた。まさか彼が関係している?やがて透子の周囲に起こった変事…。果たして龍の正体は。

2010/07/13

アキ

龍の黙示録シリーズ 第1弾。 建築探偵:桜井京介の事件簿シリーズ以来の作品。 最初は龍(ドラゴン系)の話かと想像していたんだけど 読み始めたら、吸血鬼ものか?と思ったけど、そうでもない。 ヴァンパイアもので気になるのが、最初の血なんだけど、 本作の最初の血は予想外に大物で、おかげで2千年も生きて 更には怪しい輩にズーっと狙われている。 結構宗教色強いけれど、個人的には新しいかも。 透子の男言葉がちょっとウザイけど、背景を考えるに しょうがないよなぁ~と・・・ 全9巻らしいから、全部読んでみようかなぁ~。

2020/09/02

Bellumix

再再読(笑)読むのを忘れては手に取り、思い出す1作です。著述家である龍緋比古の秘書の仕事を紹介された、柚ノ木透子。彼には明治時代から姿が変わらないのではないかという疑惑があり、吸血鬼なのではないか…と言われていた。イエス・キリスト、不老不死、吸血鬼、謎の生き物とゴシックホラー満載。プライドが高く男勝りな透子にと、穏やかに見守り先回りしようとするリュウに、若干イライラしつつ(笑)まだまだシリーズ続いてるようなので、読みたいと思います。

2018/02/28

まこと

超久々に読む伝奇小説。そして著者は「閉ざされて」を読んで気に入りそうな篠田真由美さん。前半はかったるいんですが透子が獣化したライラに襲われてからは彼女のキャラクターがはっきりしてきて入りやすくなりました。透子が自分を助けた城よりもライラの身を案じ保護し敵の手に堕ちる。これにより2人の間に信頼関係っぽいものが生まれるのがイイ。1人じゃ出来ないけど仲間がいれば頑張れる。あぁこの2人の活躍をもっと読みたい。

2013/03/17

Hugo Grove

前半はもたつくがこの2000年にも及ぶ壮大な物語の背景や登場人物の紹介ということで仕方なかったかもしれませんね。ありふれた吸血鬼とは一味ちがう不治の者(物?)な存在が面白い。ジーザスはもちろん教えを文字で残してはいない。バイブルは全て後付けで使徒たちが書いたもの。都合良く湾曲された部分も多いのは簡単に察知出来る。文字に置かれなかった誰も知らない歴史があってもおかしくはない。次巻が楽しみ。

2012/09/04

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