魔風海峡: 長編歴史伝奇 (下) (祥伝社文庫 あ 21-3)
魔風海峡: 長編歴史伝奇 (下) (祥伝社文庫 あ 21-3) / 感想・レビュー
とも
★★★長すぎる。テンポが悪くて、読み進まない。スリーりーは古代大和朝廷が属国任那に莫大な金の仏像を隠した、それを朝鮮出兵で財政難にあえぐ豊臣政権が真田幸村に銘じるのが文禄・慶長の役真っ只中の朝鮮。結構の歴史考証がなされているんだろう。それは日本史のみならず朝鮮史や古代の日朝関係についても語られる史実。そこで出会う朝鮮忍者や、十勇士との死闘という架空の物語を加え、島津義弘や小西行長はじめ、登場人物も錚々たる面子が登場するのだが。ただ如何せんテンポが・・・。
2019/12/23
KAZOO
宇月原さんと荒山さんを最近比較的集中して読んでいるのですが、荒山さんのほうが少し破天荒な感じがします。昔の昭和30年代の映画にでもできそうな感じがしました。最後の決着はやはり歴史通りの持って行き方になりましたね。
2014/06/29
春風
ゾンビあり歩く大仏ありの中盤は楽しいが、後半で失速。
2011/08/07
魔魔男爵
下巻に入って荒山節大爆発!大仏ロボは怪光線発射して暴れまわり、2000人のゾンビ軍団が真田十勇士の尻の穴を狙う!!ジェンダーの点では山田風太郎を超えている。伝奇ものとしても、絶対有り得ない夢のある結末で良かったですぅ。
2011/08/31
Schunag
ゾンビ兵と巨大な怪仏だけで本書は歴史に残っていいんではないのか。こんな按配で奇想が野放図に爆裂を繰り返した末に、大いなる責務を背負う男たちの矜持の物語として――ごく自然に――落着するのがまた凄い。
2011/11/03
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