ばく食え (祥伝社文庫 た 10-9)
ばく食え (祥伝社文庫 た 10-9) / 感想・レビュー
GOKU
再々読?イラストレーターを本業とする吉田光彦の描線は白磁に描いたような艶めかしさがある。「鏡台」の鏡の中に見えるクモ女の反吐が出るような気色悪さは高橋克彦の原作では表せていない妖しい美しさを見せている。「ばく食え」の少し頭の弱い青年の表情、そして伊達正宗に豹変する表情、そして最終ページのなんでもない夜の線路を描いたコマには底が見えない怖さがある。このマンガ(というより絵)に惹きつけられるのは、「鏡台」の主人公のように、怖いけど見ずにはいられない心理が働くからだろう。
2013/07/31
じょみ
寝る前に読まない方が‥
三月★うさぎ
最高に気持ち悪い。
螢
私はそれほどまでに気持ち悪いとは思いませんでした。表題作もいいけど「匂いの記憶」が好きかなあ。知ってるような風景や地名が出てくるから。
2010/08/30
ざらめ
舞台が東北だったのでいいかんじに親近感(?)がわいて不気味さが増してよかったです。東北在住なので。「おそれ」と「匂いの記憶」がよかった。こういう心霊ではない怖さ、好き。
2022/07/02
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