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観覧車 (祥伝社文庫 し 10-7)

観覧車 (祥伝社文庫 し 10-7)

観覧車 (祥伝社文庫 し 10-7)

作家
柴田よしき
出版社
祥伝社
発売日
2005-06-01
ISBN
9784396332266
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観覧車 (祥伝社文庫 し 10-7) / 感想・レビュー

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セウテス

下澤惟シリーズ第1弾。夫が失踪、唯は夫の仕事の探偵事務所を守る為に、自らが探偵となる。本作の特徴は、1995年から7年間の時間を追った、7つの短編集である事だ。最初の物語から最後の物語まで、唯も周りの人たちも少からず変わっていく、唯の心の物語だとも言える。変わらないのは、夫が失踪したままである事。1話毎に事件が起き、謎解きは在るものの初歩的なものである。むしろ、犯罪の被害者や残された者たちの切ない物語を、作者は描きたかったのだろう。最後の物語で、夫の失踪の謎がようやく動き出しそうな所で、次回へはあ~辛い。

2019/04/14

ワレモコウ

下澤唯は、夫が残した探偵事務所の仕事をしながら、失踪した夫を待ち続けている。その探偵事務所に依頼された仕事の連作短編集。ラストに夫の手がかりが掴めそうになるが、それは続編へということか?「回転木馬」にいきます!

2020/12/30

mariya926

探偵であった夫が失踪し、妻が代わりに探偵事務所をしながら夫を待つのですが、3年、5年、10 年と待っている姿が切ないです。事件に巻き込まれたのが、それとも自分が嫌になって失踪したのかも分からないのが辛いですよね。段々諦めの気持ちが強くなっていきますが…。探偵の仕事をしつつ巻き込まれる事件のミステリーを解決していくのも面白いです。探偵下澤唯はシリーズになっているので「回転木馬」に進みます。教えて下さった読友さん達に感謝です。初柴田よしきさんでした。

2017/02/11

harupon

失踪した夫・貴之の探偵事務所を引き継ぎ、仕事の依頼を受ける唯。物語りは、失踪後3年から始まって依頼された仕事を1話1話短編で綴りつつ、7年(失踪後10年)という月日が経っていく。表題作「観覧車」唯が白石和美の尾行を始めて二週間、彼女は、毎日ここで観覧車に乗っていた。いやもう、この行動の意味がただただ怖かった。唯は、失踪した夫の帰り場所を守るべく探偵事務所を継いでいる。「終章、そして序章」何かがわかりそうなところまできている。あ~続き「回転木馬」読まねば、気持ちが収まらない。が、手元にはない。探さねば!!

2021/07/20

おくちゃん🍎柳緑花紅

そこにいた理由には, 涙!60 才すぎ夫の恋, しかし亡くなる日の朝夫は妻のために... 夫の突然の失踪から10年.どうしょうもう10年もたつのに「むちゃくちゃ好き.まだ」続編が楽しみ!

2013/08/12

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