Friends (祥伝社文庫 ん 1-36)
Friends (祥伝社文庫 ん 1-36) / 感想・レビュー
月の実
積読本。十数年ぶりに再読。アンソロジー。横森理香さんの『chocolate』がなんか好きでもう一回読みたくて読んでみたら、その他の作家さんの短編もよかった。特に安達千夏さんの『鳥籠の戸は開いています』がタイトル込みでよかった。主人公、英子の看護科の後輩で同僚の山崎の人柄が好きで、こんな人が職場にいたら、いいなぁと思った。唯川恵さんの『彼女の躓き』はドロッとしていて、人を陥れると自分もやっぱり上手くいかないのねと思ったし、衝撃的な話だった。
2022/10/01
いずむ
唯川さん…っ!略奪愛もここまで来れば立派な芸術デスネ!背筋が凍るような冷たい興奮。『LOVERS』に続き、女性作家で恋愛とくれば、彼女にトリを任せておけば間違いない!と思えるほど。愛が重いよう。もはや強烈過ぎて唯川さんしか頭に残ってない…いやいや、過言ではなく。読んでた瞬間は「あ、綺麗な石見っけ☆」と思った掌編もあったんですけどね^^;全体的にほろ甘くほろ苦く、何となく恋のようで友情のようで。一読者のボクからしてみれば非常に書きにくそうだなぁ、と思うテーマ。そこを描いて、読者に何か一つ感じさせる。さすが。
2012/01/25
ゆっ
女性作家9人によるアンソロジー。いろんな友達関係があるけど、やっぱり女同士の作品が、読んでいて一番ドキドキする。唯川さんの物語、思わずニヤリ。こういうところが女のイヤラシサなんだと自分で思う(笑)
2015/12/16
ミィ
女流作家さん達による"friends"をテーマとしたアンソロジー。整理の際に出てきたので約10年ぶりに再読。どの話も全く内容を覚えていなかったので、当時は幼くて何も感じなかったのだろうなぁ…なんて考えながら読了。「迷い蝶」「恋する、二人」が好みでした。
2015/06/04
あつひめ
初読みの作家さんが多かったので興味津々で読んだ。下川さんの「迷い蝶」友情と恋心の紙一重な部分が美しく切なく表現されていて下川さんの作品をもっと読んでみたくなった。友情・・・美しいものもあれば欺きながら付き合う友情もある。何でもひっくるめて受け入れる関係が「Friends」なんだな・・・と感じた。
2010/04/28
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