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高橋克彦の怪談 (祥伝社文庫 た 10-10)

高橋克彦の怪談 (祥伝社文庫 た 10-10)

高橋克彦の怪談 (祥伝社文庫 た 10-10)

作家
高橋克彦
出版社
祥伝社
発売日
2006-10-01
ISBN
9784396333133
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高橋克彦の怪談 (祥伝社文庫 た 10-10) / 感想・レビュー

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ヒデキ

読んでいる途中に妙な既視感がありました。 あとがきを読んだら、ほとんどが、既読の短編でした。 高橋さんの文章のキレは、いいですね

2022/01/23

きょちょ

過去発表された作品の寄せ集め。 しかもあんまり怪談ぽいものも少ない。 「記憶シリーズ」からの抜粋は単体でも読めるが、「ドールズ」シリーズからの抜粋は1巻目を読んでいない人は面白さは半減だろう。 結婚を申し込んだ翌日からいなくなる「花嫁」は興味深く読めたが、結末はちょいとがっかり。 エッセイの「祖母の箪笥」は不気味さとこっけいさを兼ね備えていて、「なんでこんなところにいるの?」とばあちゃんに訊きたくなる。 優れものは「幽霊屋敷」。怖さだけでなく情緒あふれる作品。 ほかは「大好きな姉」。 ★★★

2020/09/01

のぼる

先月より高橋さん5冊め。 歴史小説の作家さんという思い込み(間違いではないが)から、長らく読んでなかったが、ホラー小説の大御所でもあった。 「記憶シリーズ」で既読の作品や、若干苦手な時代物もあったが、概ね自分好みの雰囲気・恐怖感を堪能。 ラッキーと思う今日この頃。

2017/08/15

KJ

ホラー小説は、新人も巨匠も、人格も哲学も一切意味を持たない。人間の描写や文章力で評価されることもない。ポイントは、怖いか怖くないかのただ一つ。そう語る著者の潔さが清々しい。田舎や地方が持つ土着的で閉鎖的な不気味さ。高橋作品の底流にあるその独特な匂いが、えも言われぬ怖さを醸し出す。中でも、幽霊も心霊現象も一切出てこないのに、人間の持つ底知れない怖さがリアルに感じられる「奇縁」は、秀逸。

2012/09/08

5〇5

著者曰く、「ホラー小説は読者の立場で書く。読み返して怖くなければ失敗作だ」 ♦実にシンプルで正鵠を射た論理である ♣本書は、短編の名手といわれる著者のホラー短編とエッセイ集だ ♥心霊体験の豊富な著者ならでは、リアルで怪しい気配を感じさせてくれる ♠そして、高橋ホラーの怖さの真髄の一端を知ることができる。

2020/09/25

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