白銀の鉄路: 会津~奥只見追跡行 (祥伝社文庫 な 14-1)
白銀の鉄路: 会津~奥只見追跡行 (祥伝社文庫 な 14-1) / 感想・レビュー
すきま風
タイトルから、時刻表トリックが出て来るのかと身構えていたのだが、時刻表トリックなんて使えない豪雪地帯が舞台。出張先で出会った一見仲睦まじく感じのよい老夫婦が、追っていた事件に繋がっていく。刑事になりたての女刑事と、ベテラン刑事のやりとりが丁寧で物語に入り込みやすかった。刑事もの、というより嫌な部分も合わせて人間味あふれるドラマがあった。永嶋さん、こういう作品も書かれるんだなあ。なかなか悪くない。
2017/07/06
カニック
永嶋恵美さんの作品は5作目ですが、今までと少し毛色が違いました。鉄道系の作品は自分がその地に立っているような気になっていいね。
2014/01/26
真依
永嶋さんって鉄道好きなのかな?ってのは「せんーさく」を読んだ時から感じていましたが、こういう作品を書いていたとは。警視庁のベテラン警部と所轄の新米刑事由香里が活躍します。元陸上部という特技を活かして走りまくる由香里に好感が持てます。警部が由香里に言った言葉「捜査するのは君です。他の誰でもない。君だからできるやり方でやらなければ、意味がないでしょう」がとても印象的です。
2011/07/25
こだま
作者の趣味満載、いろいろ盛り沢山のミステリー。土ワイの原作によさそう。シリーズ続行希望。
2009/08/21
cloud9
「せん-さく」でも逃避行中に時刻表を買わせてたけど、こちらはタイトルからして鉄分あり。久しぶりに夜更かしして読了。
2024/09/03
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