密命〈巻之一〉見参!寒月霞斬り (祥伝社文庫) (祥伝社文庫 さ 6-31)
密命〈巻之一〉見参!寒月霞斬り (祥伝社文庫) (祥伝社文庫 さ 6-31) / 感想・レビュー
KAZOO
佐伯さんの伊那のシリーズを読み終えたので新しいシリーズ(完了しているもの)を読み始めました。今度は「居眠り磐音」と同じような感じで、やはり豊後の小藩が舞台ということです。藩主との間には公にできないつながりがあるようで信頼されてもいます。この巻では6つの話が収められていて楽しめます。
2017/03/26
ともくん
スケールの大きい時代小説。 江戸の人情と、スリリングな展開が見事にマッチし、今後も楽しみなシリーズになった。
2021/07/10
tengen
密命シリーズ全26巻に突入。学問振興に篤い豊後相良藩だが、禁制本を集めているのでは?御側御用人から内々に嫌疑をかけられる。公になれば藩取り潰しは必定の危機。誰の仕業か?藩主・高玖の幼少時に剣術指南役を務めた金杉惣三郎。故あって今はその豪剣を隠しひっそりと暮らす身だが、藩主の密命を受けて事の真相を探ることに。脱藩した惣三郎は出くわした火事場始末を手伝ったことから、火事場始末業の荒神屋で働くことになる。付け火にあった札差屋・冠阿弥の娘を助けるなど、市井の中に潜り込みながら、密かに藩を陥れようとする奸計に迫る。
2023/04/10
藤枝梅安
九州の小藩の下級武士・金杉惣三郎は主君の密命を受け、脱藩を装い、影で藩を助ける。設定は「酔いどれ小藤次」と似ている、というかこっちが先か?婿に入った家で長男と長女を設けたが、妻は病死している。惣三郎脱藩を受け、子供達と姑は寺に閉門状態。惣三郎は江戸で火事の後始末を請け負う業者に雇われて、長屋暮らし。藩の江戸屋敷用人・寺村の妾腹の娘・しのは寺村が小料理屋を持たせている。火事の後始末で知り合った札差・冠阿弥の娘・お杏は鳶の総頭の息子に嫁ぐも夫に先立たれ、実家に戻っている。惣三郎に、しのとお杏が恋心を寄せる。
2010/12/05
ichi
【図書館本】佐伯先生の初の時代小説。居眠り磐音シリーズの原型といえるほど、人物設定や内容までもそっくりです。主人公の金杉惣三郎は磐音よりやや年上かな。読み始めは堅苦しく読みにくかったですが、次第に夢中になってしまいました。居眠り磐音最新刊が出るまで、『密命』全26巻読了したいと思います。
2014/11/03
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