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密命〈巻之三〉残月無想斬り (祥伝社文庫) (祥伝社文庫 さ 6-33)

密命〈巻之三〉残月無想斬り (祥伝社文庫) (祥伝社文庫 さ 6-33)

密命〈巻之三〉残月無想斬り (祥伝社文庫) (祥伝社文庫 さ 6-33)

作家
佐伯泰英
出版社
祥伝社
発売日
2007-06-12
ISBN
9784396333652
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密命〈巻之三〉残月無想斬り (祥伝社文庫) (祥伝社文庫 さ 6-33) / 感想・レビュー

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KAZOO

この巻では、主人公が藩を離れて大岡忠相に協力して将軍家を守ろうとする姿が描かれています。その間には子供や離れて暮らしている妻などの問題を織り込んでかなり強力な敵と対峙していきます。この敵たるや佐伯さんには珍しく、山田風太郎や荒山徹を思い起こさせるような感じです。並みの切り合いでは負けるのかもしれないと考え、すごいことを考えます。歌舞伎を見ている感じです。

2017/04/06

ともくん

これまでで、一番の強敵であろう、齢百五十六の老武者石動奇嶽。 立ち向かうは、我らが勇士、金杉惣三郎。 石動奇嶽の正体は分かったが、百五十六歳の老武者が、何故生きてこられたのか等々、謎が多く残る結末に少しモヤモヤしてしまった。

2022/03/13

tengen

吉宗の将軍就任を巡る御三家の争い鎮静に尽力し、脱藩してまで豊後相良藩を救った金杉惣三郎。 晴れて藩からの呼び戻しを待つものの一向にその気配がない。 巷では吉宗に関わった人物の殺害が続いていた。 次に狙われるのは南町奉行に着任した大岡越前守? その大岡から告げられる、豊後相良藩に帰参叶わぬのは吉宗公の思し召し。 享保の改革は緒に就いたばかり。 その下支えとして、惣三郎は吉宗の密命を受けるのであった。 ☆彡 元武田家忍び、妖剣を操る齢百五十余歳という老武芸者石動奇嶽との死闘。

2023/04/20

藤枝梅安

八代将軍・吉宗の就任を喜ばない尾張徳川家の陰謀が続く。最強の刺客はなんと156歳の剣士。この刺客の謎を解くため甲州に向かった金杉は100年以上前の武田信玄と徳川家康の戦いにまで歴史を遡る。この刺客を迎え撃つために金杉は文字通り大掛かりな芝居を打つ。スケールは大きいが、個人的にこのストーリー展開はちょっと強引だと思う。  「鎌倉河岸」シリーズが一番好きだな。

2010/12/06

ichi

【図書館本】第3巻は、2巻のその後。相良藩への帰参を止めていたのは幕府の普請奉行から南町奉行へ転じていた大岡越前守忠相であり、惣三郎を南町奉行へ受け入れたい企みがあった。北町の西村桐十郎も南町奉行へ転じ、これから壮大なストーリー展開になるのだろうなぁ。という気配。寺崎重左ヱ門の死があったが、しのとの祝言を終え、今後楽しみな展開。

2014/11/06

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