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砂の花 (祥伝社文庫 あ 25-1)

砂の花 (祥伝社文庫 あ 25-1)

砂の花 (祥伝社文庫 あ 25-1)

作家
明野照葉
出版社
祥伝社
発売日
2007-10-01
ISBN
9784396333843
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砂の花 (祥伝社文庫 あ 25-1) / 感想・レビュー

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たぬ

☆3.5 え? 貯金3000万あったら死ぬ気なんて消滅するけどなあ? しかもまだ38歳じゃん。初対面しかも仕事相手の家に行ってベッドインてさあ。そのちょっと前に運命の男性と出会ったばかりだというのに。やーね大人ってやらしい。男と女となると必ずと言っていいほど肉体関係が発生するのが解せない的なこと言ってたのに美砂よ…。結局セフレ作ってんのね。そのセフレがクズどころか悪魔どころか…でとことん堕ちていく美砂だけど馬鹿すぎて同情心はまったく湧かず。

2023/07/07

cithara

明野照葉氏の小説っていつも後味が悪かったんだ、ということを改めて思い出す。読者に考える余韻を残したのかもしれないけど納得できなかった。やはり罪を犯した者には神の(運命の)鉄槌を受けてもらいたいと思うのが人情ではないだろうか? 二人の男性の人物造形は「いかにも」という感じだったのが気になった。でも氏の小説は結末以外は夢中になって読めるので、私にとって非常に惜しい作家。テーマはとても面白いんだけど….とつい偉そうに思ってしまいます… 『砂の花』ってどこにも逃げ場がなくさ迷う美砂のことなのかなと思った。

2014/08/31

ミナコ@灯れ松明の火

一人の女に二人の男という恋愛小説かと思って読み進めたら途中から大変な展開に!明野ワールド全開でした。女の自意識ゆえの虚飾だとか、この作者さんは30代以上の女性を描かせたら痛いほどにうまいと思う。

2010/08/05

るか (miwa)

「10年連れ添った夫と別れ、会社も辞めて、10ヵ月後に死ぬことを決意」という設定に興味がわいて読んでみた(二人の男と出会って云々というのは陳腐そうな気もしつつ…)ものの、その決意に至るまでの描写が面白くなくて残念。檜山とは生に絶望した者同士、死ぬまでの期間限定パートナーに最適という以上の関係には見えなかったのに、途中からは生に執着していながら「人間として檜山を愛していた」って不自然のような。序盤のだらだら感に対して、終盤は唐突に事件が起こるのに消化不良でぶっつり終わってしまうし、色々バランス悪い気がする。

2013/03/04

巨峰

主人公の女性は、離婚と仕事を退職し、そして10ヵ月後に自死することを選ぶ。その中で、2人の男性と出会うが・・・・展開が急で最後は、ページを捲る手を止められなかった。まあ、そういう男もいるのだろう。とは思う。

2009/12/19

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