極意―密命・御庭番斬殺〈巻之九〉 (祥伝社文庫) (祥伝社文庫 さ 6-39)
極意―密命・御庭番斬殺〈巻之九〉 (祥伝社文庫) (祥伝社文庫 さ 6-39) / 感想・レビュー
KAZOO
佐伯さんのこの密命シリーズも9作目となって、種切れになるのではないかと思っていますが、やはり吉宗と尾張徳川家の確執が話を続けさせてくれます。大岡も主人公も年をとってきますが主人公の息子を登場させて話の広がりをつけようという感じがして続きを楽しめるような感じです。
2017/05/04
ともくん
徳川吉宗から直に、金杉惣三郎への密命。 惣三郎、慎んでお受け致す。 一方の清之助は、父の故郷である相良藩で武者修行中。 こちらは、尾張柳生七剣士の影が付き纏う。 親子共々、困難に挑む。
2022/11/10
tengen
修行続ける清之助は故郷の地豊後相良藩を訪れる。父を超える、そう覚悟した若武者はかつて父が秘剣を会得した地で鍛錬する。突如その清之助に挑んできたのは尾張柳生七人衆、柳生新陰流が牙を剥く。江戸では、尾張の動きを注視していた公儀御庭番が吉宗の在所近くで殺害された。城下に暗殺者が潜んでいるのか?密命を受けた惣三郎は、大岡忠相から預けられた二人の隠密と共に真相を探る。小姓組・御伽衆・奥祐筆ら6名が浮かび上がるが、何れも温厚か軟弱・病弱で暗殺者と思えない。惣三郎は行方不明になった御庭番の息子を頼りに調べを進める。
2023/05/25
ichi
【図書館本】惣三郎だけではなく、清之助にも尾張藩の刺客が次々と現れる。剣術の腕は、父を超えた感じです。これで、刺客は訪れなくなる…とはいかないと思いますが、大きな動きがあるのは次巻か?
2014/11/20
ヤーマ
吉宗公の御庭番が何者かに殺害される。いつのまにか大岡越前の密偵?となった剣豪 金杉惣三郎は剣豪ならぬ名探偵のポジションになり事件を追う。江戸風物詩が情緒ある作品で好きなシリーズだ
2016/11/19
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