ししゃも (祥伝社文庫)
ししゃも (祥伝社文庫) / 感想・レビュー
ワレモコウ
東京の大手商社で挫折し、故郷の北海道三宅町に帰ってきた恭子。水産試験場で虹色のししゃもに出会い、町おこしのために大掛かりなプロジェクトを計画する。お仕事小説かと思いきや、後半は虹色ししゃもの開発者の失踪がメインとなり、一気にサスペンス色が強まる。相変わらずの共感できない主人公っぷりだが、そこがなんともクセになる(笑) ラストは珍しくハッピーエンド!?
2022/05/03
miwapicco
北海道の本ししゃも美味しかったな、からの再読。 恭子さんのイタさにうんざりしつつ、後半の急展開について行かれず。 美味しいししゃも、美味しいよね。
2018/07/13
向日葵
子供の頃カルシウムの為とかいって死ぬほど食べさせられたから、大人になってから全く口にしていませんwwそれでちょっとタイトルが気になって手に取ってみました。内容は意外や面白かったです。虹色のししゃもビジネスとどんどん拡大していく海洋深層水プロジェクト。パンク寸前であわやミステリー。途中主人公の恭子にまぁ、イラっとされること多数ww読メではすこぶる評判悪な恭子さんですが、もっとソツなく「巧いなぁ」てこなせるキャラなら人気がでたかもね。
2012/07/08
あらあらら
医療モノではない初期の作品。田舎にかえった主人公がそつなくプロジェクトを進めると、すんなりとはいかないよな。
2021/02/22
あすなろ
仙川氏は、医療ミステリーを読みやすく書いてくれる作家というイメージだったのが、ちょっと違う毛色の作品を最近書いているようで、前回の逃亡医に引き続き、医療ミステリーではない作品2作品目。逃亡医は、可哀想だか最悪だったが、本作は良かった。細かいことを言えば、都合良い部分もあるし、ししゃもや深層水の書き込みが足らないような気もするが、仙川氏ならではの科学的なテーマで読みやすく、登場人物のディテールが浮かび易く書かれていた。これなら、医療ミステリー以外の仙川氏作品も期待!!それぐらい、逃亡医はヒドかった。失礼!!
2014/06/04
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