若の恋 〔取次屋栄三〕 (祥伝社文庫)
若の恋 〔取次屋栄三〕 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー
やま
取次屋栄三シリーズの3作目。 2011.04発行。字の大きさは…小。 辻斬り、人形の神様、若の恋、浅茅ケ原の決闘の4話。 手習いの師匠と剣術道場の師範を兼ねる、気楽流の印可を受けた剣客・秋月栄三郎は、内弟子・雨森又平、剣友・松田新兵衛とで取次屋に来る依頼を人情味たっぷりに…。 旗本三千石の永井勘解由の用人・深尾又五郎の取次依頼で、永井勘解由の弟・内蔵助の嫡男・辰之助の「若の恋」が、此度は一番である。→
2020/04/11
み
面白かったぁ♪悪い奴は罰せられるのが爽快です。若の恋の栄三郎さんと萩江さんも、最後の七郎も切ない、上手く行く日は来ないのかしら。読み進みます(^o^)
2016/01/04
ベルるるる
表題作の「若の恋」の若が優しく賢い良い若者。そしてこの「若」を育てた用人の大山甚兵衛が不器用だけど一徹者のいい「爺 イ」なのよね。楽しく読了。
2018/10/04
ドナルド@灯れ松明の火
3冊目。相変わらず栄三郎を取り巻く登場人物による人情溢れる話が繰り広げられる。各話も色々なプロットが、よく考えられ読後は、勧善懲悪であっても優しい気になれる。お薦め
2020/03/16
とく たま
市井の者、武士にとらわれず、人を取り持つ取次屋!剣劇あり恋あり友情あり。表題の若の恋他3話の取次にほろりほろりと心が揺れる。ト書きがナレーションのように耳に届く。脚本家としての岡本さとるの真骨頂か?勧善懲悪、ハッピーエンドに嫌味がない。こう在りたい人々と、バカな悪人たちが、読者の心を揺らせてゆく。
2016/10/15
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