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プラチナタウン (祥伝社文庫)

プラチナタウン (祥伝社文庫)

プラチナタウン (祥伝社文庫)

作家
楡周平
出版社
祥伝社
発売日
2011-07-22
ISBN
9784396336899
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プラチナタウン (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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W-G

面白い。ありそうであまりない町づくりのお話。著者のライフワークとなっている?少子高齢化/地方再生テーマをわかりやすく全面に打ち出した内容。広げた風呂敷も大きいので、壮大なフィクションの中で軽快に筆が進んでいるのがわかる。アイデアが少しずつ現実に即した形になっていく過程がテンポよく描かれ、トントン拍子すぎる感はあるものの、一気読みさせられる魅力を持っている。『東京カジノパラダイス』の杉田のこととしか思えないエピソードが出てくるが、向こうは四葉でこちらは四井。ファンサービスなら社名を統一しても良かったのでは。

2020/04/08

まちゃ

とても面白かったです。「地方衰退」と「老人介護」の問題に挑んだユーモア社会派ビジネス小説。大手総合商社の部長から厖大な負債を抱えた故郷緑原町の町長となった山崎鉄郎がふるさと再生のために奮闘する。財政破綻寸前の地方の非常識やそんな中で私腹を肥やそうとする町議会のドンにイラッとしました。規制緩和と社会貢献型の民間ビジネスに地方再生のヒントがあるかもと考えさせられる作品でした。

2016/01/03

5 よういち

財政危機に陥った田舎町を再建するというお話しで、やがて自分の身にも起こる老後の問題と過疎地域の問題に、壮大な夢のような策で取り組む展開には、本を閉じるタイミングを逸してしまうほどワクワクした。主人公の応援に終始し、一緒に夢を実現していくような思いだ。こういう話に付きものの反対勢力にはアク強くもう少し頑張って欲しかったが、読後感はスッキリ◆大手商社の部長職を務める山崎鉄郎の元に、故郷の財政再建をして欲しいとの依頼が届く。町長となった山崎は町の資産と老人ホームを活用した再建を手掛けることに◆初読みの作家さん◆

2021/11/03

小梅

出世街道から外れた総合商社の部長から東北の故郷の町長になった山崎。破産しかかった惨状の町に老人向けテーマパークタウンを誘致。実際にこんなに上手くいくのかなぁ~?と思う部分もあるが、発想が面白い。後半にもう少し盛り上がりがあったら良かったなと思う。

2013/10/08

ゼロ

現実はこんな風に行かないよな…とは思いつつ、地方再生と老人介護を扱った企業小説。総合商社部長の山崎鉄郎が、とある事情で退職し、故郷緑原町の町長を引き受けることになった。一筋縄ではいかない緑原町の現状に、元いた四井商事に老人介護施設の土地を提供し、街に活気を取り戻すというストーリー。借金を抱えている町だから、曲者がいるのかと思いきや、曲者が出てきたものの、大きな障害にはならなかった。初読みの作家だが読みやすく、ご都合主義もあるが、国と民間が協力していかないと現状変わらないよな…とも思いました。

2024/08/02

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