運命の人はどこですか? (恋愛小説アンソロジー) (祥伝社文庫)
運命の人はどこですか? (恋愛小説アンソロジー) (祥伝社文庫) / 感想・レビュー
ミカママ
タイトルと豪華な作家陣!読まずにいられようか、と鼻息も荒く読み出したのだが。結論から言うと、わたしが求めていた「濃い」内容ではなかった。どれも良くできているものの、おそらく1週間後にはもう覚えていないと思う。アンソロってそういうところあるよね。
2019/12/13
takaC
飛鳥井千砂「神様たちのいるところ」困った時の神頼み。 / 彩瀬まる「かなしい食べもの」彼なら運命の人と言ってもよい。 / 瀬尾まいこ「運命の湯」そうだ銭湯へ行こう。 / 西加奈子「宇田川のマリア」その男は誰さ? / 南綾子「インドはむりめ」インドは楽しいよ。 / 柚木麻子「残業バケーション」そのドラマじゃダメだろ。
2016/10/11
masa@レビューお休み中
誰しも一度は考えたことがあるはずだ。私の運命の人は、きっとどこかにいるはずだって…。それも、10代の女の子が願うような夢物語であればかわいいが、ここにでてくるのは、すでに大人になった女性ばかり。十年前の元彼との約束を果たすべくギリシャに行く里奈。大恋愛をするべく運命のロミオを探すジュリエット。大好きだったテレビドラマを共通項に同僚と距離を縮める歩。大人女子の運命の人探しは、痛みも悲しみも諦めも、ごちゃまぜになっている。そういう複雑に絡み合った感情があるからこそ、よりリアリティがでてくるのかもしれない。
2014/04/25
紫 綺
女流作家たちによるアンソロジー。運命の人と出逢うというありきたりのハッピーエンドは無い。どこか寂しげで哀しげ虚しげである。期待したものとは違ったが、それぞれの作家の奥深さを知ることが出来た。
2014/12/23
ひさか
祥伝社ムックFeelLove2.2008Winter西加奈子宇田川のマリア、vol8.2010Winter南綾子インドはむりめ、vol16.2012Summer飛鳥井千砂神様たちのいるところ、vol17.2013Winter彩瀬まるかなしい食べもの、柚木麻子残業バケーション、小説NON2005年2月号瀬尾まいこ運命の湯、の6つの短編を2013年4月祥伝社文庫刊。シリーズ5作目。瀬尾さんのコメディ調の展開が楽しくて笑ってしまう。南さんのも設定が楽しくて面白い。綾瀬さんのは心に残ります。煙楽さんの表紙が良い。
2022/04/15
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