佳代のキッチン (祥伝社文庫)
佳代のキッチン (祥伝社文庫) / 感想・レビュー
utinopoti27
主人公佳代の職業は「調理屋」。改造した厨房車で全国を回りつつ、その土地の湧水を使い、材料持ち込みさえすれば、一品500円でどんな調理でもOKというもの。旅の目的は、15年前に佳代と弟の一馬を残して突如失踪した両親を探すこと・・。行く先々での人とのふれあいや感動、土地の材料を生かしたおいしそうな料理の数々、そこに佳代の愛すべきキャラクターが融合して、ほっこりと幸せな気分になれるお話です。ただ、採算度外視で大丈夫?身勝手な両親をそこまでしてなぜ探す?疑問はきっと続編でスッキリ腑に落ちる・・のか?
2018/09/21
takaC
書かれた時点より未来人の自分はシリーズが2冊目、3冊目と続いていることを知っているから今は落ち着いて消化できる。
2017/07/28
machi☺︎︎゛
中3で親が出て行ってから弟と2人で力を合わせて生きてきた佳代。大人になって、持ち込まれた食材で料理を作る移動調理屋をやりながら調理もできるバンで移動しながら両親を探すようになる。両親が出て行った理由は分かったような分からないような話だったけど、私には子どもを置いて出て行く理由にはならない気がした。でも佳代の性格のおかげか佳代の周りにはいい人ばかりが集まってきて色々と助けてもらえてよかった。
2019/11/08
めだか
自分たち姉弟を捨て、行方不明となっている両親の足跡を追って全国を中古のキッチンカーで走り回る佳代。各地の素材や調理法を体験しながら人情にも触れていく。各地で出会った人々の思いを胸に両親への感情も徐々に変化していく佳代、 最後の訪問地に残された両親の財産とは・・・・。昨今流行りの料理関連と両親探しの謎解きが緩くミックスされて万人受けな内容になっている。原 宏一にしては(マニアには物足りないと思うが)テレビドラマ向け作品かも。
2017/08/06
モルク
15年前に突然失踪した両親を捜すため主人公佳代はワゴン車で「移動調理」を始め、両親の軌跡を追う。小学生と中学生の子供を残して失踪するだけの理由があるのかも不明だし、行くところ行くところ若い頃の両親の写真をみて彼らを知っている人に出会うこと、各地で出会う人がそれぞれの善良でうまく行き過ぎることなど、もやもやも多いが、シリーズものなので今後理解できるようになるのかな。でも、美味しそうな料理の数々には興味津々!
2020/09/22
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