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南極風 (祥伝社文庫)

南極風 (祥伝社文庫)

南極風 (祥伝社文庫)

作家
笹本稜平
出版社
祥伝社
発売日
2015-05-15
ISBN
9784396341176
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南極風 (祥伝社文庫) / 感想・レビュー

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サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

ニュージーランドのサザンアルプスを舞台にした山岳ミステリー。アイスパイアリンクで起きた遭難事故、奇跡の生還を遂げ一時は英雄視された山岳ガイドの主人公が一転殺人罪で逮捕される。「未必の故意」という難しい問題。山とミステリーの組み合わせはこれまでにも幾つか読んだが、容疑者と検事の一対一の取調べがメインになっているのは面白い視点だった。終盤あっさりと進んでしまったので、もう少し法廷でのシーンがあると良かったかなぁ。ニュージーランドのアルプスの描写はさすが、こういうのを読むとまた、行ってみたくなりました。★★★+

2015/07/12

アポロ

山の息吹きってあるよね!ただ山にいる、それがなにより楽しい!素敵だね!ああ、山に行きたい!

2017/12/24

ツバメマン★こち亀読破中

初笹本稜平!ニュージーランドの名峰で起きた遭難事故。登山ガイドの森尾はそのプライドに掛けてツアー客の救出にあたる。しかし、その後の彼を待っていたのは、未必の故意による保険金殺人容疑での逮捕だった!あまりにも偏った検察、陰には大きな得体の知れない大きな力が関与しているのか?その理由は?登山の描写は高尾山に登っただけで死にそうになる僕でも臨場感十分でした!そして、そしてまさかの結末!今度は笹本さんの警察モノも読んでみたい!その前に積ん読の山を征服しないと~(*^^*)

2015/06/24

Tadashi Tanohata

ニュージーランドの名峰アスパイアリングと日本の拘置所を行きつ戻りつ、諦めない男、ぶれない男の対決が続く。その両場面での臨場感が凄まじく、読み手の背筋も凍るし精神も追いやられる。変換も覚束ない「未必の故意」なる法曹用語もたっぷり勉強しました。凜とした無駄のない表現を堪能するには笹本稜平に限る。

2019/10/26

RINKO

いやあ、面白かった。法廷での戦いに胸を痛めながらも、山の描写には想像豊かに山の素晴らしさを実際に眺めたような感動を覚え、生きることへ執着する姿に涙がにじみました。私は低山しか登ったことがありませんが、それでも山が好きな仲間の一人としていい本、いい作家さんに出会えたなあと嬉しいです。

2015/07/01

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